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日本臨床栄養学会-【亜鉛欠乏症の診断基準2016】のデジタル思考批判①

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 4月29日(日)16時44分5秒
  生体値はアナログである。臨床の現場では、その表示にデジタル的な表現がされることはやむを得ないことであるが、生体値の評価の元にアナログ的な思考があるので、一般的には大きな問題となっていない。しかし、現実の臨床医療や保健医療の場において、往々にしてウッカリ【基準値は正常値】とデジタル的思考で判断されることもしばしばで、例えば、いわゆるメタボ健診はその典型であり、多くの国民がそのデジタル思考に陥って、無意味な健康管理が行われ、国民の保健に、大きな問題を生じていると小生は考えている。

それはさて置き、亜鉛欠乏症の診断・治療についても、その“いわゆる基準値”については、【群の基準値は個の正常値ではない。】ことをウッカリと忘れたデジタル思考が横行し、そのSRLの基準値65~110μg/dl から、例えば、舌痛を訴える患者が血清亜鉛値75μg/dl であるから『正常で亜鉛欠乏症ではない。』と単純に否定したり、況んや、血清亜鉛値110μg/dl以上の褥瘡などは、亜鉛補充療法の適応とさえ考えられないのがこれまでの現実であった。

このウッカリのデジタル思考に加えて、【亜鉛欠乏症の診断基準2016】では、その生体値の表示も思考も、諸論文を繋ぎ合わせたデジタルであるので、当然、自然の法則に合致せず、アナログである臨床医療の現場では、さらに多くの誤診と混乱を生ずる基となっている。

本年02月01日以来、これ等のことを指摘し、【亜鉛欠乏症の診断基準2016】を批判して来た。
しかし、三ヶ月経っても、学会からは勿論、筆者等からも、現在まで何の反応もない。
この論文は学術論文として、日本臨床栄養学会の中での検討はいざ知らず、十分の評価も検討を得ることなく、インターネット上で拡散しており、一学術論文としては仕方がないことかとも考える。

しかし、少なくとも“世に真実の集積とされる傾向のある?”辞書『Wikipedia』等への記載は<医療の現場の実害が大きい>ので、学術論文として、ある程度の評価の結論が出るまでは控えていただくのが良いかと“現場の医師として”意見を申し述べて来た。

亜鉛欠乏症の知見は、まだまだ医師の間にも、二割も浸透していないと考える。
その様な時、さらには、本論文の筆者等のごとく、ウッカリのデジタル思考が常識化している人々も多い医療界・医学界で、このまま無批判に間違った本診断基準が広まることは、大変に大きな問題と考えて、【亜鉛欠乏症の診断・治療指針2018(案)】を近日中に公表しようと考えている。

亜鉛欠乏症のことは、臨床的にも基礎的にも多くのことが判ってきたとはいえ、まだまだ、判らないことだらけである。そこで、ハッキリ判ったこと、確定的なこと、不確定なこと、予測されること、仮説等など、社会の批判・検討を受けやすくするために、出来るだけ手の内を明かす周辺論文をも含め、改めて【亜鉛欠乏症の診断・治療指針2018(案)】をまとめてみたいと思う。

亜鉛欠乏症の適切な診断には現在、亜鉛補充療法の治療の試行を伴い、常に診断・治療の正否を再検討しつつ行われることが多いため、診断・治療指針とし、また、まだまだ、症状・疾患にさえも未知のもの、確定されないことも多く、批判をいただくべく、当分の間、(案)としたい。
諸論文は主に、亜鉛欠乏症の第二ホームページのトピックス欄に掲載し、それぞれの批判・討論場を本掲示板上で行わせていただこうと思う。<www.ryu-kurasawa.com/keijiban/>

尚。4/20 亜鉛欠乏症と血清亜鉛値についてのアナログ的思考について、トピックス欄に投稿した。

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 
 

批判の心を持って取材に伺います。

 投稿者:本吉葵  投稿日:2018年 4月23日(月)11時28分24秒
  倉澤先生

「自分自身の目玉を信じろ」
倉澤先生の根底にこの教えがあることをを強く感じます。
是非、批判の心を持って取材に伺いたいと思います。ご多忙中、お時間を頂戴いたしますこと拝謝いたします。5/29(火)、私は終日都合が付きますので、倉澤先生のご都合の良い時間帯をご提示頂けましたら、お伺いいたします。何卒、よろしくお願いいたします。

日経メディカル
本吉 葵

http://medical.nikkeibp.co.jp/

 

批判の心を持って勉強に来てください。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 4月21日(土)00時14分59秒
  本吉 葵様

今から約55年ほど前、小生が医学生であったころ、結核研究所の所長であり、病理学者で、結核病学の大家で、WHOの委員でもあられた隈部 英雄先生から数々の教えを受けた。
その中で、医科学を学ぶ者としての自然科学に対する態度について、『真実は自然の中にある。自然の中の真実を自分の目玉でしっかりと見つめ、しっかり考えて、間違いないものと確信出来たら、その時代のどの様な権威者でもあっても、どの様な権威ある組織にも、しっかりと自分の意見を主張しろ!!』『その為には、多くの文献を、多くの本を読め!!ただ、本は書かれた時から間違っている。君たち、絶対に図書館学者になってはいけない。』『自分自身の目玉を信じろ!!自然科学を学ぶということはそうゆうことだ!!』との教えを受けた。
貴女も化学、薬学を勉強する者として、ただ取材するだけでなく、批判の目をもって勉強に来てください。
さて、5月29日(火)はどうですか?小生はエクセルで整理している亜鉛欠乏症疑い症例の入力、整理をしています。

http://www.ryu-kurasawa.com

 

是非、総合的に取材させていただきたいです。

 投稿者:本吉葵  投稿日:2018年 4月20日(金)14時04分18秒
  倉澤先生

「木を見て森を見ず」。まさにこの褥瘡の治療において適した言葉ではないかと思います。
反響の大きさから、いかに多くの医師が日々の診療で褥瘡の治療に困っているかを再認識することができました。
たしかに、倉澤先生の仰る通り、弊社には次々と取り上げるエネルギーや動機はまだないかもしれません。
そこで是非、倉澤先生のお時間を頂戴し再度取材に伺いまして、積み上がった問題についてご教示頂き、意見を交わしたいと考えております。
5月、6月あたりで倉澤先生のご都合のよろしい日にちがございましたら、いくつかご提示いただけますと幸いです。
何卒、よろしくお願いいたします。

日経メディカル
本吉葵

http://medical.nikkeibp.co.jp/

 

亜鉛欠乏症について、やるべきことは山ほどあります。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 4月16日(月)06時01分47秒
  本吉 葵様

 木を見て森を見ず。なかなかセンセーショナルな見出しで、かなりの注目を惹いたようですね。
さて、亜鉛欠乏症についてはその知見の周知すべきことは山ほどあると思っています。兎に角、原因が何かわからずに適当に治療?され、悩み苦しんでいる患者さんが山ほどいるのですから。
この山、多面的に攻めるか、ある部分を深く攻めるか。多面的には、舌痛症の様な、多彩な皮膚疾患の様な多彩な疾病に悩み苦しんでいる患者さんのために、次々と褥瘡の様に取り上げることがありますが、現在の貴社にそれだけのエネルギーと動機は、今はまだないと見ていますが、どうでしょう?

 すると、褥瘡について少し深く、効果的に記事を掘り起こすこと、日本褥瘡学会が先日の貴女の記事にどう反応しているのか?小生の日本褥瘡学会批判と合わせて、9月の学会に向けて、理事長や学会長から考えを聞くことも、大きな意味があることと思う。

 いずれにしても、メールでキーを打っているのには山が大きすぎる。どんな問題が山なしているのか?時間をとって、総合的に取材に来ませんか??きっと貴女にとっても、やる気があれば貴社にとっても、これからの方向性に大きくかかわることと思っています。

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

褥瘡と亜鉛の記事はお陰さまで大変反響が大きかったようです。

 投稿者:本吉葵  投稿日:2018年 4月13日(金)15時22分51秒
  倉澤先生

ご無沙汰しております。日経メディカルの本吉です。その節は取材をさせていただきまして誠にありがとうございました。お陰さまで褥瘡と亜鉛の記事はオンライン、雑誌ともにかなりの反響があり多くの先生方に読んでいただけているようです。ある先生が、記事を見て褥瘡患者にプロマックと赤ちゃん用の粉ミルク(亜鉛が含有されているため)を投与したところ、難治性の褥瘡がみるみる治っていったとの報告をしてくださりました。臨床の先生方のお役に立てましたこと、大変嬉しく思っております。倉澤先生のご活動をもっと多くの先生方に知っていただけたらと思っておりますので、何かお役に立てることがございましたら是非お申し付けください。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

日経メディカル
本吉葵

http://medical.nikkeibp.co.jp/

 

再び、日本臨床栄養学会の【亜鉛欠乏症の診断基準2016】を批判する①

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 3月25日(日)14時56分34秒
   『アナログであるヒトの生体値を間違ったデジタル思考で整理して、亜鉛生物学としても、亜鉛欠乏症の臨床及び保健上にも大きな混乱と実害を生じている。』と小生は考える。

 2018.02.01より、小生の亜鉛欠乏症のHP(第一)の掲示板上で、02.12 02.18 と3回にわたり、現在の諸学会の常識としては、大変失礼なことかと考えなかったわけではないが、やむを得ず【亜鉛欠乏症の診断基準2016】に数々の疑問点を提示、質問させて頂いた。

そして、学術論文として、評価は別としても、公表を続けることは自由であると考えるとしても、少なくともWikipedeaの様な<正しいもの、間違いのないものと一般的に考えられている様な>いわゆる辞書には、疑義が挟まれたら問題点に回答し疑義を晴らすか?日本臨床栄養学会のミネラル栄養部会として、疑義を再検討して結論を出すまでは、疑義が存在するうちは、掲載を削除か、訂正するのが、研究に携わる者の責務と考えていたが、50日が経過するも反応がなく、臨床医療上の実害を防ぐ意味で再批判させて頂きます。

 字句に間違いない様にWikipedeaより、コピペしました。
  亜鉛欠乏症の診断[編集]
亜鉛欠乏症は、亜鉛欠乏の臨床症状と血清亜鉛値によって診断される。亜鉛欠乏症の症状があり、血清亜鉛値が亜鉛欠乏または潜在性亜鉛欠乏であれば、亜鉛を投与して症状の改善を確認することが推奨される。

亜鉛欠乏症の診断基準
     1.下記症状/検査所見のうち1項目以上を満たす
        1.臨床症状・所見
         皮膚炎、口内炎、脱毛症、褥瘡(難治性)、食欲低下、発育障害(小児で体重
                 増加不良、低身長)、性腺機能不全、易感染性、味覚障害、貧血、不妊症
        2.検査所見
         アルカリホスファターゼ(ALP)低値
    2.上記症状の原因となる他の疾患が否定される
    3.血清亜鉛値(血清亜鉛値は早朝空腹時に測定することが望ましい)
       1.60μg/dL未満(亜鉛欠乏症)
       2.60~80μg/dL未満(潜在性亜鉛欠乏症)
    4.亜鉛を補充することにより症状が改善する

  血清亜鉛値[編集]
亜鉛欠乏症は、通常、血清亜鉛値の低値によって診断される。日本においては、臨床検査機関において基準下限値は59μg/dLが示されている。しかし、血清亜鉛値が60~79μg/dLの範囲においても亜鉛欠乏症を呈し、亜鉛投与で症状の改善が見られる患者も比較的多いことから、基準範囲を80~130μg/dLとし、60~80μg/dL未満を潜在性亜鉛欠乏、60μg/dL未満を亜鉛欠乏とすることを推奨している専門家もいる。日本微量元素学会 もこの基準を指示している。ハリソン内科学[50] では70μg/dL(12μmol/L)未満を亜鉛欠乏としている。<以下略>

 コピペした診断基準、血清亜鉛値の項にも、語句のことや多くの問題点が存在するが、細かいことは置くとする。デジタル思考の問題の観点からだけ、指摘しておきます。

①基準範囲を80~130μg/dL は、「生物学的基準範囲」とは異なる意味の非亜鉛欠乏の健康成人群のおよその分布範囲であるとキットぼんやり定義しているのかと推測する。
②1.60μg/dL未満(亜鉛欠乏症)の項では、60μg/dL未満の低亜鉛値ではほとんど亜鉛欠乏症であると言いたいのであろうと思う。「生物学的基準範囲」ではそんなことはないが、まあ認めるとしよう。
③2.60~80μg/dL未満(潜在性亜鉛欠乏症)の項では、潜在的亜鉛欠乏症と潜在的亜鉛欠乏では日本語として、全く意味が違うのだが、ここでも目をつぶろう。日本微量元素学会(2010)の荒川泰昭先生の論文では、この領域に対しては(境界領域だから:筆者)「欠乏症状の存在の確認が必須である」と記し、かなりの亜鉛欠乏症が混じっていることを注意すべきとしている。この診断基準2016からそんな内容が読み取れるであろうか?
④荒川論文から約10年。臨床の現場では60~80μg/dL内での欠乏症の割合や以上での多くの欠乏症の存在が事実として示されて、亜鉛欠乏症の群での「生物学的基準範囲」のアナログ思考で矛盾なく説明されるようになっている。

 さてそこで、日本臨床栄養学会の本論文の80~130μg/dLの基準範囲の血清亜鉛値を持つ健康成人が、本論文の主張する60μg/dL未満の亜鉛欠乏症、60~80μg/dL未満の潜在性?亜鉛欠乏症の血清亜鉛値に移行する血清亜鉛値の断裂をどう説明するのか??
 健康時130μg/dLの個体は90μg/dLと40μg/dLも低下しても亜鉛欠乏にならない??

 血清亜鉛値というから何か特別の生体値の様に思い込んで、珍妙なデジタル思考論文がまかり通るが、体重に置き換えてみよう。
 130kgの体重のヒトが何故?60㎏にならなければ、60~80kgにならなければ、痩せたと言わないのか??  どこかおかしいのでないでしょうか!?

      東御市立みまき温泉診療所  倉澤隆平

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

日本臨床栄養学会の【亜鉛欠乏症の診療指針2016】の制定内容の根拠を問う!!

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 2月18日(日)18時33分2秒
編集済
    2017年始めに、一般社団法人日本臨床栄養学会編集の【亜鉛欠乏症の診療指針2016】の存在を知り、引用文献258と言う驚く程の多数の文献数をまとめた同学会のミネラル栄養部会の努力に敬意を表して読ませていただいた。論文全体の評価はここでは控えさせていただいて、論文の主要部分の【亜鉛欠乏症の診断基準】には、本当に腰を抜かすほどびっくりした。

 全く失礼ながら、この診断基準は学問的にも、亜鉛欠乏症の臨床医療の現場でも、問題だらけで、キット泡沫論文として自然淘汰されるであろうと、約1年間放置して来たが、インターネット時代のマイナス面が次第に現実のものとなりつつある様である。大部分の亜鉛欠乏症に充分の知識のない、且つ生体値にも、デジタル思考が蔓延する多くの医師たちにとって、この典型的なデジタル思考の診断基準は殆んど何の批判も抵抗もなく受け入れられる可能性があり、その間違いに多くの医師が気が付くまで、どれだけ多くの誤診が生ずるのか想像もできないことである。この診断基準が宣伝される前でさえ、血清亜鉛値を測定したが基準値の中だから正常値だと言われ、亜鉛欠乏症でないと診断された多数の味覚障害例や舌痛症例が、私の診療所を次々と受診して来る。
 さらに最近は、Wikipediaにも、きちっと評価と批判をされることもなく、浸潤してさえもいる。

 まとめられた、表10 だけでも問題だらけである。さらに、この基準を導き出した血清亜鉛値についての検討が全く不充分と言うほかない。多数の引用文献をチェックしてみても、日本微量元素学会が当時一番問題であった『亜鉛欠乏症の症状と血清亜鉛値の乖離』の問題について関心を持ち、盛んに議論を始めた約10年余前後ごろまでで止まり、それ以後、現在にまで至る血清亜鉛値の知見の進歩が、文献に限っただけ見ても、検討されていない。

 ミネラル栄養部会委員には多くの専門家の方々がおられるので、どの様な議論がされ、この診断基準に何の問題点も指摘されなかったのか?お聞きしたいものと思う。専門家でなくとも、非専門家でも疑問に思うであろう簡単な問題点を本掲示板の多くの読者、参加者にも共通する問題点として、今回は1点だけ、具体的に質問させて頂こうと考えて、書き始めた。そして、それにしても、あまりにも論理性のない論文であることが理解できなくて、再度論文を詳細に読み返してみると、下記の記載を見つけ、質問は止めにした。

 論文では、【基準値が80~130μg/dlが適切である】そして【 本邦では、臨床検査機関において基準値下限は59μg/dlはが示されている。しかし、富田ら、駒井らは血清亜鉛60~79μg/dlの範囲においても亜鉛欠乏症状を呈し、亜鉛投与で症状の改善がみられる患者が比較的多いことより、基準値範囲を80~130μg/dlとすることが適切であり、60~80μg/dl未満を潜在性欠乏、60μg/dl未満を亜鉛欠乏とすることを推奨している。】と書かれていた。

 これでは他人の論文で”適切””推奨”と述べているだけで、何の理論的裏付けもなく、本論文で主要なポイントとして世に問うた【亜鉛欠乏症の診断基準2016】の意味はないではないか!!どうも、失礼ながら、1年前に読んだとき10年余前の論文だと感じた文献学的論文というよりない。
 日本微量元素学会で富田先生や駒井先生らが『亜鉛欠乏症の症状と血清亜鉛値の乖離』の問題に悩んで、10年余前、問題点を議論し、整理し始めた。その後に、シンポジウムを開いたり、血清亜鉛値や補充療法による血清亜鉛値の変動等など、数々の日本微量元素学会のその後の実績が考慮されておらず。現在の現実の亜鉛欠乏症の医療とは、あまりにもかけ離れた診断基準であるので、検討してみた結果である。

 このままでは【亜鉛欠乏症の診断基準2016】を公にしておくのは問題であると小生は考える。少なくともWikipedia 上からはミネラル栄養部会委員の方々再検討をするまで削除すべきものと思う。委員長の児玉浩子先生や委員の先生方の見解をお聞きしたい。また、日本臨床栄養学会でこの件についてシンポジウムを開催されるならば、いつでも喜んで参加し、討論したいと思う。
 正しい亜鉛欠乏症の医療と亜鉛生物学の進歩発展のために努力したいものと思う。
                 みまき温泉診療所 顧問  倉澤 隆平

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

日本臨床栄養学会亜鉛欠乏症の診断基準はあれでいいのか?? 低亜鉛血症とはどんな病的状態を指すのか?

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 2月12日(月)23時13分0秒
編集済
   血清亜鉛値は生体内の亜鉛のどの様な状態を示しているものか厳密にはほとんどわかっていないと言ってよい。わからないことだらけの中で、それでも少しずつ分かったことを紡ぎあげて、今日の亜鉛生物学、亜鉛欠乏症の医療を築き上げつつあるのだと思う。しかし、血清亜鉛値は、生命に必須な微量元素亜鉛がその存在の重要性を示す事実として、これまでに少しずつ人間にいろいろな側面を見せてきた。人体にたった数グラム含まれると言う微量なためと、さらに、その生物学的機能の余りの多彩さから、旧来の常識からはその多彩な欠乏症の存在を疑問視され続けてきた。亜鉛の重要性が、近年徐々に徐々に認められ、群盲象を撫でるの状態から分子学的亜鉛生物学の進歩なども含めて、徐々に論理的な検証.判断が可能な時代になりつつある様に思われる。しかし、最近、日本臨床栄養学会の<亜鉛欠乏症の診断指針2016>とか称する問題の多い亜鉛欠乏症の診断基準や(株)ノーベルファーマから発売されたノベルジンの保険適応と称する<低亜鉛血症>の医学的?用語が、予測、危惧していた本来在るべき亜鉛生物学、さらには、亜鉛欠乏症に関する医療に大きな混乱を生じていると私は思う。

 あの様な亜鉛欠乏症の診断基準がまかり通っていいのか?低亜鉛血症とは?一体どの様な病的状態を示すのか?慢性の亜鉛欠乏症とどの様な関係があるのか?その薬剤が亜鉛補充療法の適応ではなく、低亜鉛血症の治療薬として、保険に認められればいいとした医師の見解を知りたいと思う。

近年、およそ間違いないと認められる血清亜鉛値に関する事実のデータが徐々に積み上げられつつある。これらのデータを素直に、且つ適切に評価することから、キット自然の法則性が導かれるものでないかと期待している。これらのデータを基にかなりのことが見えてきたと考えられるので、私見をを述べたいと思う。多くの方々にご意見を寄せていただきたいと思う。


 例えば、1976年から1980年代にかけてアメリカのNAHNESⅡで、14,700名程の一般市民を対象にして血清亜鉛値の測定が行われた。
              男性               女性
     20~44歳 93.0±0.53          84.9±0.55
        45~64歳 89.1±0.63          84.4±0.53
        65~74歳 85.6±0.79          83.5±0.53  とデータが残っている。
正確な裏付はないが、当時アメリカでは奇病の発症があり、亜鉛欠乏症が疑われていたとも聞く。

 1980年代初頭、(株)SRLが日本において、原子吸光法で血清亜鉛値の測定を開始した当時に、【健康成人と考えられる】167名の血清亜鉛濃度の測定から統計的に定めたものが、現在(株)SRLの血清亜鉛値の基準値65~110μg/dlである。当時の基準値制定時に、健康成人とはどの様に亜鉛欠乏症患者を除外したものか等などの詳細な状態は不明であるので、現在では、当時の一応は 健康と考えられた成人が 87.5±11.2μg/dl の【正規分布曲線を描く分布】をしていたものと,
予測するよりない。

 2003年に、幸いなことに、2002年の多彩で多数の亜鉛欠乏症の発見とそれに伴う日常診療の場で、『これ程の欠乏症患者の存在は、そのもとに亜鉛欠乏者の存在があるはず。』との小生の言葉から、当時の北御牧村の住民のヘルススクリーニングに合わせ、村民の血清亜鉛濃度についての疫学調査の予算をつけ、実行された。NAHNESⅡから約25年経過した2003年、長野県の人口5,500の小さな村ではあるが、一般地域住民を対象にした世界で二番目の血清亜鉛濃度の疫学調査が行われ、総計1431名のKITAMIMAKI Studyのデータを得た。この疫学調査では、当然、一般地域住民とは、健康な(非亜鉛欠乏の)一般住民に、何%かの亜鉛欠乏症者(含.潜在亜鉛欠乏者)を含めた集団であるから正規分布曲線にはならなかったが、一般成人(341)の78.9±11.6μg/dlの近似正規分布曲線となった。NAHNESⅡや(株)SRLの基準値と約10μg/dlの平均値の低下を示していた。

 さらに、このKITAMIMAKI Studyでは、血清亜鉛値は午前8時~午後15時にかけて約20μg/dlの低下を示すことが集団で明らかになった。これで個々の症例での経時的採血で認められていた午前から午後にかけての顕著な日内変動が間違いないこと、明らかになった。血清の亜鉛がどこに移動し、なぜ低下するのか?何らかの生理的意味があるのであろうが、全くわかっていない。

 日本では、この他に小生等による長野県下での800名余の診療所受診患者の病弱者等を対象とする二調査他、小規模の高齢者や新生児を対象とするデータもある。弱者や高齢者、未熟児等々に血清亜鉛値低値を認めているが、それが生理的なものか?病的なものか?十分なデータはない。さらに、最近は手術などの生体への大きなストレスが術後短期間の血清亜鉛値の低下を示し、それは約20μg/dl程であり、およそ4~5日間継続し、自然に回復すると報告されている。これは間違いない事実であり、術後の生理的動きなのであろうが、どんな意味があるのか不明である。

 小生らは亜鉛欠乏症疑い症例をエクセルで登録管理(非亜鉛欠乏症例をも含む)し、現在までに1000症例を遥かに超える症例を追跡治療している。登録管理症例が、500例となったところで、亜鉛欠乏症確診症例で、データの揃った257例について、初診時血清亜鉛値の分布を分析した。そのヒストグラムからkolomogorov Smirunovの正規性の検定.091で62.32±13.1の亜鉛欠乏症の初診時血清亜鉛値の分布曲線が描けている。

 亜鉛欠乏症例においてはほとんどの症例で、亜鉛補充療法開始後、約一か月付近で、大きく血清亜鉛値は上昇し、二か月付近で、多くは初期値付近にまで低下し、その後補充療法の継続で血清亜鉛値は徐々に徐々に上昇し、期間は症例により異なるが平衡に達する。その後、多くは最高の平衡値よりもやや低値で安定する傾向がある様である。


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Re 記事掲載にあたって

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 2月 9日(金)16時53分24秒
  本吉葵様

 取材ご苦労様でした。亜鉛欠乏症については、最近、かなり関心が高まって来て、有り難いことと思っていますが、これまでの医師や栄養学者の一般的常識に反して、その余りにも多彩な欠乏症状のためもあってか?眉唾ものとされて、なかなか納得してもらえませんでした。多くの症例が一元素の欠乏症ですので、安価で安全、且つ簡単な亜鉛補充療法で比較的容易に治癒するのですが、例えば現在でも、褥瘡など、悩み苦しんでいる患者さんが大勢います。是非、素直な目で真実を確認して、記事を書いていただければと思っています。

 亜鉛欠乏症のHPに記載しています写真症例、患者背景は小生が総て責任を持って、掲載しているものです。写真、記事の出所を明確に記載していただければ、ご利用いただいて結構です。
 褥瘡症例Ⅱ、初診時血清亜鉛値:38の症例ですね。どうぞ、有効にご使用下さい。

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