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縟瘡は亜鉛欠乏による皮膚の脆弱性が原因と動物実験で証明

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2020年 1月14日(火)21時13分7秒
編集済
  2002年秋、多数で、多彩な亜鉛欠乏症の存在に気が付いた。その中で褥瘡は最も主要な亜鉛欠乏症の疾患の一つであり、亜鉛補充療法によるその改善・治癒の経過は驚くべきものであった。

当時までは、私共の診療所でも、多くの悲惨な縟瘡患者さんの治療・予防には大変悩まされていたが、適切な亜鉛補充療法を行うことにより、現在は、もう何年も前から、診療所ではもとより当地域でも、当時の様な酷い縟瘡患者さんを見ることは殆んど出来なくなった。

この知見の周知は社会にとって大変大切なことと考え、社会に向かって、特に、褥瘡を専門とする日本褥瘡学会に対しても、10数年余も前から、局所療法も大切ではあるが、『褥瘡は亜鉛欠乏による皮膚代謝の異常による皮膚の脆弱さが主要な発症要因である。』『是非、亜鉛補充療法の全身療法と適切な局所療法を学会として進めて欲しい。』と呼びかけて来た。

しかし、学会として現在に至るまで、学会発足以来の局所療法重視から抜け出せず、亜鉛補充療法による全身療法は受け入れられて来なかった。

そのため、社会では「亜鉛欠乏と思われるので、プロマックの処方をお願いしたい。」と申し出ても拒否されて、どうしたら良いかとの患者さん家族からの切実・深刻な願いや、勉強した看護師たちが「医師に、<褥瘡は亜鉛欠乏症とのことです、是非。プロマックの処方をお願いしたい>とお願いしたが、<そんな馬鹿なことある筈がない>と拒否され、相手にしても、もらえない。どうしたらいいか?」との相談が本当にしばしばであった。

2019年7月29日の群馬大学のPRESS RELEASEで
 【治りづらい床ずれのメカニズムを解明】 と
 群馬大学 大学院医学系研究科皮膚科学 茂木精一郎 准教授の研究成果が報告されている。

 マウスによる褥瘡モデルを使用して、大変に見事な実験結果を発表しています。
 亜鉛欠乏マウスの褥瘡に対する亜鉛経口補充の効果の大変に綺麗な図が載っています。

https://www.med.gunma-u.ac.jp/cms/wp-content/uploads/2019/07/R010729-press.pdf#search=%27%E4%BA%9C%E9%89%9B+%E8%A4%A5%E7%98%A1+%E7%99%BA%E7%97%87%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%82%BA%E3%83%A0%27

元日本褥瘡学会理事長でもあった日本褥瘡学会や日本皮膚科学会の学会の重鎮でもある
 京都大学 名誉教授(皮膚科) 宮地 良樹先生が、某製薬会社のPR動画ではあるが、最近、

 【縟瘡・難治性皮膚潰瘍における亜鉛の重要性】との短い講演をされています。
 講演の中で、<治療に関わる亜鉛の重要性>
             <創傷治癒に亜鉛がかなり重要な役を果たしている>とおっしゃっています。

やっと日本褥瘡学会でも、日本皮膚科学会でも、
褥瘡治癒・再発予防に亜鉛補充の全身療法の大切さに気が付かれたようである。
多くの褥瘡の患者さんのご家族、そして日頃、医療の現場で悪戦苦闘していた多くの看護師、介護士の方々に、医師の目覚めも直と伝えたい。

<日本褥瘡学会でも、亜鉛補充療法の大切さを述べています。是非、プロマックの処方を!!>と医師に堂々と言える日が今年は来るでしょう。

https://www.youtube.com/watch?list=PLOKWjZWUfpJFg7m5Z-1ueZsMptDBHUGRM&v=hopoK3TnwZo

亜鉛欠乏症の臨床と疫学をYouTubeに公開しました。1時間の講演で、褥瘡のみならず亜鉛欠乏症の全体について知るには良いものと思っています。現時点での訂正点は、Al-P値の評価と亜鉛補充療法の薬剤の保険適用の変化程度で、幸い、殆んど間違いはありませんでした。

http://www.ryu-kurasawa.com/

 
 

線維筋痛症も、もしかして? 亜鉛欠乏症か??亜鉛補充療法の試行を!

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年12月27日(金)14時47分9秒
  線維筋痛症も、もしかして? 亜鉛欠乏症か??
亜鉛欠乏症のいわゆる【舌痛症】と大変似ている!!=>論理的亜鉛補充療法の試行を!!

12/24に、八木 亜希子さん:元フジテレビ・アナウンサーが線維筋痛症と言う 音や光などの些細な刺激が全身の痛みを伴う原因の判らない疾患で休養に入るとのニュースが出た。

【線維筋痛症】は下記の【舌痛症】などと同じく、原因不明の疾患として、確かな治療法もなく話題となって来た疾患であるが、【舌痛症】については、大部分が亜鉛欠乏症で解決が付くといえます。

【線維筋痛症】については、小生は経験したことがないので、確かには言えませんけれども、

しかし、舌痛症や最近ではリュウマチなどの慢性の痛み、掌蹠膿疱症や嚥下障害等などの口腔・咽頭症状の合併例の報告もあり、SAPHO症候群のこと等などもあります。また、

④の野崎 千尋論文が基礎的な説明となるかもしれず『もしかすると亜鉛欠乏症か?』とも考えられますので、是非是非、久我山整形外科の佐々木 政幸先生は【亜鉛欠乏症】をチェック・参考とされて、ご検討いただければと、取り敢えず掲示板に載せました。

私共が2002年秋に、多数で、多彩な亜鉛欠乏症に気が付いたのも、はじめは味覚障害と思った症例に合併していた種々の多彩な症状から、芋つる式に次々と新しい臨床症状が見つかってゆきました。今では①味覚障害、②拒食にも至る食欲不振、③舌痛症はじめ舌・口腔咽頭症状、④褥瘡、⑤掻痒症ほか多彩な皮膚症状、⑥下痢、貧血、慢性疲労、リュウマチなどの慢性疼痛、もしかして花粉症、不妊症、元気さ等などと本当に、多彩な亜鉛欠乏症が見つかりつつあります。
【繊維筋痛症】も、もしかすると、もしかする可能性があります。亜鉛の生体内機能からも疑えます。

【舌痛症】も殆んど同様の経過をたどり、種々の試みの治療や鑑別診断がされていましたが、幸い、簡単な診断法と治療法で、多くの長期に渡り原因不明で悩み苦しんで来た患者さんが軽快・治癒しています。

論理的亜鉛補充療法で使用する薬剤は『プロマック』と言う胃潰瘍で長期使用された経験のある薬剤で、安価で、安全で且つ容易な治療法であること、副作用が殆んどなく、初診時の血清亜鉛値と以後の追跡(亜鉛欠乏症の場合は、初期に特徴的変動をすることが多い)に、臨床症状の詳細な追跡ですので、他の線維筋痛症の試みたい治療、鑑別診断を妨げることがありませんので、試みられては如何でしょうか?参考となることを以下に上げておきます。


【舌痛症】
①舌・口腔内の痛みが続くが、舌口腔内に肉眼的異常所見を認めず。
②原則的には検査データにも異常所見を認めない疾患で、一見、ほぼ健常人です。
③殆んど亜鉛の欠乏で発症する疾患で、他の亜鉛欠乏症と同じく、中年以後の女性に多い。
 欠乏症ですから、安価で、安全且つ容易な亜鉛補充療法で大部分が軽快・治癒します。

http://first.lifesciencedb.jp/archives/3215
野崎 千尋論文のライフサイエンス 新着論文レビュー
Zinc alleviates pain through high-affinity binding to the NMDA receptor NR2A submit.
Nature Neuroscience.14.1017-1022(2011)

http://www.ryu-kurasawa.com/
【亜鉛欠乏症のホームページ】=>亜鉛欠乏症とは=>2012年亜鉛欠乏症講演
              =>亜鉛欠乏症の臨床と疫学
この講演約1時間で、スライドにより、最後の方で舌痛症について触れています。
当時の最終スライドにも、もしかして線維筋痛症も亜鉛欠乏症か?と触れています。

                    東御市立みまき温泉診療所 倉澤 隆平


http://www.ryu-kurasawa.com/

 

論文『血清亜鉛と基準値』を東御市立みまき温泉診療所のHPに転載しました

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 8月29日(木)21時17分46秒
  「東御市立みまき温泉診療所のホームページ」上に「亜鉛欠乏症のホームページ 」上のトピックス欄に掲載しておりました【血清亜鉛と基準値】についての論文を転載致しました。

既に、お読みいただいた方は多いことと思いますが、”血清亜鉛の基準値”の問題は、単に学会の学問上の問題だけではなく、私共の診療所をはじめ現実の医療の現場での、患者さんの亜鉛欠乏症の診断・治療上で、正に基準の値を示すもので、大変に、重要な事柄です。
物差しが間違っていては、正しい判断は不可能です。

2016年に、日本臨床栄養学会のミネラル栄養部会の論文として、【亜鉛欠乏症の診断指針2016】が公表された時は、その血清亜鉛値の基準値への考え方は、血清亜鉛値のことがよく判って居なかった時代の、10年余も前の『亜鉛欠乏症と血清亜鉛値の乖離』の問題が議論されていた日本微量元素学会での議論のままで、大変問題の論文であるが、学会の論文として、注意だけはしていました。

しかし、2018年07月。あろうことか? 1977年に(株)SRLが商業的に血清亜鉛値を測定し始めた時、自己の会社が健常と考える自己の従業員の血清亜鉛濃度の検査から統計学的に制定し、その後に、40年余にわたって、日本で測定された血清亜鉛の基準値として定着して来た基準値を変えました。
その【65~110】の旧基準値を『日本臨床栄養学会の論文の文献値』として【80~130】の新基準値に突然に変更しました。自然科学である医療に携わる者として、全く考えられないことと言うよりほかありません。
是非、論文『血清亜鉛と基準値』を読まれて、何が問題なのかを知って欲しいと思います。

旧基準値にどの様な問題があったのか?論文の文献値にどの様な科学的正当性を認めたのか?
筆者はその後、1年余にわたって、数々の疑問点・問題点を上げ、基礎、臨床上の問題を指摘してきましたが、日本臨床栄養学会はじめ(株)SRLからも、何の反論も、反応さえも全くありません。

もし、何らかの恣意的な意図をもって、検査値の基準値を変更したとしたら、それは医療の科学性の問題として、大変に大きな問題であると思います。学会での論文の学問上のことは置いて、臨床検査の医療上の問題として、臨床医療の場の診療所のホームページに転載いたしました。

私共の診療所への検査所からの報告書には、現在も80~130の基準値が印刷されてまいります。
大変困ったことでが、正しい臨床検査データを報告する義務のある検査所が、キッと検討してくれるものと思っています。少なくともユーザーである診療所に報告はあることでしょう。



http://www.ryu-kurasawa.com/

 

血清亜鉛と基準値の論文は一般的にも認められた様に思われる。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 8月24日(土)21時01分13秒
   相変わらず日本臨床栄養学会からも(株)SRLからも、何の音沙汰もないが、【血清亜鉛と基準値】の問題は関係者はもちろんのこと、一般的にも、社会にかなり認められたように思われます。
 (株)SRLの変更された基準値も、それ相応の理由がなければ、常識的には検討されるものと思う。文献値等という定かでない根拠の数値では、医療の現場で、診断指針としては、問題である。

 暫くは、東御市立みまき温泉診療所のホームページで、一般の人も含めて、亜鉛欠乏症の診断・治療についての知見を広めるために、亜鉛欠乏症の多彩な症状の中でも、まだまだ、専門の学会でも認知されていない症状であるが、主要な症状である【舌痛症】と【褥瘡】を手始めに、詳細な報告をすることとしました。

是非、東御市立みまき温泉診療所のホームページをご訪問いただければ幸いです。

http://www.ryu-kurasawa.com/

 

血清亜鉛と基準値、その健常群と亜鉛欠乏症群との比較。その1

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 8月 2日(金)23時47分7秒
   年余に渡る本掲示板や亜鉛欠乏症のホームページ上での日本臨床栄養学会の論文、及び同論文を参考値として改定した【(株)SRLの新基準値80~130?/dlは間違いである】から、早急に改めるべきとの指摘には勿論のこと、本年2月の日本亜鉛栄養治療研究会でのポスターセッションの発表に基ずく筆者の論文『血清亜鉛と基準値』にも、学会上でも、インターネット上でも、私信でも、全く何の音沙汰も、筆者への批判もありません。
(株)SRLの新基準値80~130?/dlは間違いで、この間違いの新基準値の社会への拡散は亜鉛欠乏症の診断のみならず亜鉛生物学の知見の普及にも影響することですので、可及的速やかに再改定をお願いしたいと考えます。その間違いの可視化の図を亜鉛欠乏症のホームページニュース欄に載せてありますし、この新基準値の平均値は105?/dlとなることからも異常であることは明らかと考えますが、如何でしょうか??さらに、亜鉛欠乏症の診断と血清亜鉛値及び基準値の関係を、一般の方々にも判り易くこの掲示板上で、シリーズで説明します。そして、何故?こんな異常な改定が行われたのかも、お考えいただく必要があるのかもしれません。

 医学・医療界ではこれまで、健常状態から病気の異常な状態を主として区別するツールとして臨床検査値を考えてきたので、もっぱら、その値を正常値と称する傾向があり、混乱を生じている。
 しかし例えば、国の統計情報白書によると日本人、2016年、40~49歳では、
身長は、男性、平均値:171.4cm、標準偏差:5.6。女性、平均値:157.1、標準偏差:5.3
体重は、男性、平均値: 70.9kg、標準偏差:11.4。女性、平均値: 55.5、標準偏差:9.8
という。
 これにより、男性では身長は171.4±5.6cm、体重は70.9±11.4kg
             女性では身長は157.1±5.3cm、体重は55.5± 9.8kgの基準の式が成立。
 統計学的に2016年の40~49歳の日本人の男性、女性のそれぞれの身長、体重の状況がわかり、個々人のそれぞれの体型との比較検討が出来る。正に、生物学的基準範囲を示す参考値である。
 例えば、男性では±1σ 165.8~177.0に68%の、±2σの160.2~182.6に95%の男性が含まれること、勿論、160.2より以下にも、182.6以上にもそれぞれ2.5%の健常な男性が統計学的には存在することとなる。
 体重についても同様の基準値・基準範囲が計算され、この年代に属する男性各個人はそれぞれ、凡そ、自己の体型とこれらの数値とを比較することが出来る。
 女性についても同様に整理すれば、女性間では、勿論、異性間でも比較できるし、年代間でも、世代間でも、時代間でも、さらには、他国間でも、例えば、身長について、世界第3位の高身長というオランダと第38位であるという日本の男性同士ではどれほど違うかも、比較検討が可能である。
 それはこれ等の数値が統計学的に認められた生物学的基準値・基準範囲の定義に沿った数値であるからである。必ずしも、正常・健常とか、異常かとは関係ない、それぞれの群同士がどの様に異なるのか、同じなのか比較すべき状態を正しく決めて、比較すればよい。

 血清亜鉛値について、どうなのか?血清亜鉛値についても、亜鉛欠乏症発症者の群の血清亜鉛値と非亜鉛欠乏症者の群の血清亜鉛値の生物学的な状況を比較検討出来れば、その診断・治療に役立つはずであるし、亜鉛生物学の知見の発展にも意味があるはずである。
 基準(値)範囲には何もいわゆる健常群だけでなく、それぞれの種々の群の基準範囲が存在することを確認し、
 その2『亜鉛欠乏症の診断は身長の数値のみで男女を区別でいないのと同じである』に進みます。

http://www.ryu-kurasawa.com/

 

血清亜鉛と基準値について

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 7月12日(金)11時30分50秒
  『血清亜鉛と基準値について』
 亜鉛欠乏症のホームページ www.ryu-kurasawa.com/ のトピックス欄に掲載しました。

 2018年7月、(株)SRLをはじめ日本の多くの臨床検査所で、血清亜鉛値の旧基準値 65~110?/dlから新基準値 80~130?/dlに、突然に、変更されました。
 旧基準値は1977年、(株)SRLが、日本初の血清亜鉛濃度測定を開始した時に、同社の職員167名の血清亜鉛濃度測定から、統計学的に制定したものでです。約40年余にわたり通用したこの数値の変更理由はほとんど説明されることもなく、ただ、日本臨床栄養学会の「亜鉛欠乏症の診療指針2016」の論文からの<文献値>であると言うことです。

 医療・医学に関する臨床検査の検査値に限らず、【物差しの基準点を変更する】ことは大変重要な問題です。その変更は本当に正しいのか?? 検証すべきものと、筆者は考えます。

 血清亜鉛とその基準値について、特に「亜鉛欠乏症と血清亜鉛値の乖離」のことが重要な問題として、日本微量元素学会で議論されていた2010年前後の検証の経過を含めて、まとめたものです。訪問されて、検討いただければ幸いです。

http://www.ryu-kurasawa.com/

 

臨床検査値の【基準値】の定義が正しく知られていない。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 4月 7日(日)12時17分3秒
  医療界では【基準値】の定義が正しく知られておらず、現在、勝手な使われ方をしている。


曾我 泰子様 『亜鉛欠乏症で素人でできること』をご投稿有り難うございました。
3/10に投稿いただいたのですが、どう書けば良いのか?悩んで一ヶ月になろうとしています。

臨床検査値の【基準値】はISO15189の用語定義に従った数値に統一されず、単に『ほぼ健常者のみとなる基準の値』とか、『ほとんど異常者を含まない大部分健常者となる値』とか、統計学的な分布状態も無視した勝手な数値を【基準値】としてはならない。

本来は論文を書く様な学者と称するいわゆる玄人が用語定義に従って、①ISO15189(臨床検査室の国際規格)の用語定義に従い【生物学的基準範囲】の統計学的数値を根拠のデータに基づいて【基準値】として正しく示せば、その数値の意味を正しく知る医師達がその数値に基づいて、実際の臨床の数値をより正しく判断で出来る。または、【基準値】でなくとも②【生物学的基準範囲】の本来の意味を知る玄人が【臨床的判断値】として、その定義を明確に示して、その数値を示せば、より臨床的に正しい判断が出来る。

しかし、残念ながら臨床栄養学会の論文を書かれた学者達も、文献値と採用した専門家である筈の臨床検査関係者も【基準値】と【臨床判断値】の異なりさえも、どうも、理解していないのではないかと思われる。現在の臨床栄養学会の『基準値』80~130とする数値は、ISO15189に基づく①【基準値】でもなければ、②【臨床判断値】としても内容が不明確で、医療の現場に混乱を巻き起こしていると私は思う。

また、「数値が基準値内」だから「亜鉛欠乏症でない」という医療現場での判断は、医師達の【基準値】を『正常値』とするウッカリ間違いの知識とデジタル思考による。大変に困ったことである。

曾我さんや多くの患者さん達が、現実に、誤診に悩まれているもとには、医師や医療関係の玄人の、さらには、その玄人の指導者的立場であるべき者達の勉強不足があり、また、医療界に蔓延するデジタル思考があること、医師の一人として、大変申し分けなく思う。

こんな面倒くさい説明は玄人達に読んでもらうとして、健常者の【基準値】と亜鉛欠乏症者の【基準値】を人の身長や体重等を例に引いて、 次回には素人の人達にもう少し判りやすく書いてみようと思う。

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

亜鉛欠乏症で素人ができること

 投稿者:曽我泰子  投稿日:2019年 3月10日(日)19時11分10秒
  倉澤先生 こんにちは。
お世話になります。
先生、体調はいかがですか。
私が住む浜松は寒い日々を送ることなく暖かい3月を迎えました。
先生の住む長野県はいかがでしょう。

倉澤先生、先生が再三亜鉛の基準値について意見をのべているのに何故何も変わらないのでしょうか。
先生の論文を読みあれもこれも当てはまる症状があっても「数値が基準値内」というだけで「亜鉛欠乏症ではない」と除外されます。
私の兄は一時期舌痛がかなり改善し食欲も戻りました。しかし再び痛みを訴えるようになりました。
食生活を見ていると「メイバランス」を飲むことを止めてしまっていることに気付きました。
私がうるさいほど「亜鉛」「亜鉛」と言うので渋々再び飲み始めました。
するとどうでしょう矢張痛みが改善されたのです。
本当にこういうことがおきているのに何故医師は「基準値内だから」で終わってしまうのでしょう。
世間にはきっと倉澤先生の論文も知らないで「原因不明」で終ってしまい辛い思いをしている人がたくさんいると思います。
もっと、もっと、素人を苦しめる亜鉛欠乏症について多くの医師が疑問に思ってくださることを切に願います。
 

(株)SRLの血清亜鉛値の新基準値は基準値として間違いであるので、出来るだけ早期の変更を求めます。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 2月 1日(金)13時00分36秒
編集済
   現在社会では統計データの不正問題が新聞紙上を賑わしています。それもデータの基準となる数値をシッカリした根拠もなく、勝手に動かすことが、如何に社会にとって大きな問題となるか!!徐々に明らかになりつつあります。医学医療においても、科学にとっても、大変大きな問題です。

  (株)SRLの血清亜鉛値の新基準値は基準値として間違いであるので、出来るだけ早期の変更を求めます。少なくとも誤解を招く、基準値の語の使用を何らかの適切な語に変更されることを求めます。筆者は間違ているでしょうか??

 『新基準値:80~130マイクログラム/dl が間違いであることは血清亜鉛値の実測データと照らし合わせれば一目瞭然です。』

 『伝統ある貴社が、貴社自身の統計調査から制定したISO15189に基ずく血清亜鉛値の基準値で、且つ、約40年余も使用されていたものを、何故わざわざ、この様な根拠薄弱な誤りの新基準値に変更されたのか??』筆者には到底理解できません。
 筆者が間違っているようでしたら、この掲示板で批判してください。

 誤りの情報が社会に広く浸透し、医療界に定着する前に、適切な対応することが、正確な臨床検査データを提供することが仕事である、貴社をはじめ、諸臨床検査所の責任と義務であると筆者は思うのですが、如何でしょうか?

 筆者らのKITAMIMAKI Studyの中の図【血清亜鉛値の分布図・回帰曲線(午前のみ)と基準値(65-110)】に、(株)SRLの新基準値:80~130マイクログラム/dl を、図に既記入済みの旧基準値:65~110マイクログラム/dl と同様に、記入して比較してみてください。

 如何に、新基準値が意味を持たない基準値であるか!?一目瞭然でしょう。

 KITAMIMAKI Studyの図は亜鉛欠乏症のホームページから、[PDF] 亜鉛欠乏症について(冊子)の P18、または、同トピックスの中の 亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案):追加論文①の図3等々、この図は既に諸学会で一般に通用し、認められている図です。
                                 倉澤 隆平
     

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

(株)SRL等諸臨床検査所の血清亜鉛値の『新基準値:80~130マイクログラム/dL』は【基準値】として誤りである。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 1月27日(日)21時39分54秒
編集済
  (株)SRL等諸臨床検査所の血清亜鉛値の『新基準値:80~130マイクログラム/dL』は【基準値】としては、誤りであり、実害が予測されるので訂正をお願いしたい。
 誤りの情報が広く流布し、亜鉛欠乏症の臨床医療や保健、亜鉛生物学の正しい発展を阻害しない様に、出来るだけ速やかに諸学会、諸組織で適切な検討・対応処理を望みたい。


『提案』
 ①新基準値への変更の必要性も、正当性もないと考えたれるので、変更前の ISO15189に基ずく旧基準値:65~110マイクログラム/dLに戻す。
 ②基準値の名詞は、紛らわしい語意を持つ様になってしまった現在、【基準範囲】を使用、臨床判断値と併用・区別するのがいいのかも知れない。
 ③80~130マイクログラム/dLは臨床判断値として、参考or補足として記載するが、130マイクログラム/dLの根拠は乏しいので、
 ④80マイクログラム/dLを臨床判断値のカットオフ値として、参考or補足として記載するのがいいのかもしれない。


『誤りが拡散、定着しつつある』
 日本臨床栄養学会より『亜鉛欠乏症の診療指針2016』が公表され以来、多くの文献を基に纏められた同論文の引用諸文献の【参照・読み込み・引用に誤り】があり、亜鉛欠乏症と血清亜鉛値の生物学的関係の事実と論文との間に大きな齟齬があること、特に、その主要な問題点である『血清亜鉛値の基準値』の問題、デジタル思考の問題を中心に、この掲示板上で、2018年02月01日より批判を展開して来ました。しかし、日本臨床栄養学会内で諸批判は検討・討論された形跡もなく、批判に答えることもなく、明らかな誤りも、諸問題点もそのままに、その内容は製薬会社やマスコミ・インターネット上等などの情報を通し、日本の社会に徐々に拡散し、Wikipedia等の辞書等にも浸潤し、一年が経過した。そして、筆者が危惧したごとく、昨年7月には、臨床医療・保健の現場に、更には基礎的研究にも、実質的な関係のある血清亜鉛値の基準値に、その誤りは拡散、浸潤し、定着しようとしている。


『統計データの恣意的作成や変更?』
 現在、奇しくも厚生労働省の毎月勤労統計の調査方法に問題ありと大きな話題とされている。毎月勤労統計が法的に決められた手法で勤労のどの様な実態を示しているか詳細は不明だが、その調査の手法が途中から変更されては、勤労の実態を連続的に示していないことは明らかである。それが政策の決定や社会の実生活に直接影響するとなれば大問題である。
 統計的データを恣意的に作成し、恣意的に使用することは論外である。恣意的でなくとも、間違ったデータを無知故に、十分に検討もせずに、広めても、社会に与えるマイナスの影響は全く同じで、これまた大問題である。


『参考文献・資料』
 未知のものに挑戦している者達は、筆者も含めて、出来るだけ間違った情報を流さぬ様に努力し、正当な内容の批判に対して謙虚でありたいと思う。自己の説に自信があれば尚更のことである。以下にこれまでの一連の批判の根拠の資料・論文等を提示する。
 この掲示板の筆者の【一連の批判】に対し、また、関連の【亜鉛欠乏症のホームページ】、【亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)+追加論文①】や、筆者らのBRTE論文【亜鉛基礎研究の最前線と亜鉛欠乏症の臨床.BRTE 21(1):1-12,2010】【血清亜鉛値80?/dLの意味するもの.BRTE 22(1):34-37,2011】等参照され、問題点があれば、積極的に厳しい批判をお願いしたい。また、当時の日本微量元素学会を代表とする基準値設定に関する論文として、【日本人における血清亜鉛の基準値設定に関する問題点 荒川 泰昭 BRTE 23(3):217-220,2012】を表面の字句の拾い読みでなく、論文の真意を参照いただければ幸いである。                 倉澤 隆平

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

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