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【舌痛症:わたしの亜鉛補充療法の実践】⑫

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2022年 5月31日(火)18時59分44秒
  多剤服用者の舌痛症例です。

【T・Kさん】 79歳 女性

【基本症病名】舌痛症 亜鉛欠乏症
【初診】2021.09.06.
【既往歴】高脂血症 高血圧症 逆流性食道炎 脊柱管狭窄症等 緑内障
  上記疾患にて長期にわたって、かかりつけ医に受診中。
 6年前に舌痛症、口内違和感2~3ケ月。漢方、うがい薬、塗り薬等で治癒。
【主訴・現病歴】舌痛、口唇のピリピリ感。舌・口腔内に肉眼的異常所見なし。
 2021.03月頃から舌痛、口唇のピリピリ感が生じた。舌尖、舌の両側面の痛みで、義歯による痛みかと考えて、U医療センター口腔外科受診。『何でもない。気にするな。』といわれた。
 舌痛は何かしている時、運動している時は忘れている。食事時、睡眠時は痛みなし。
 舌痛の程度に余り変動ない一定の痛み。
【医療・薬剤関係】
  リピトール、アムロジン、ネキシチウム、モサプリド、リリカ、ラロキシフェン、ソラナックス、点眼薬等々
  <検査所見>ほぼいわゆる基準値ない。Zn:84(初診時測定)
【食事関係】食欲はある。自覚的に味覚に問題なし。皮膚の皮疹、掻痒等なし。

【治療経過】
  2021.09.06 亜鉛とキレート作用のある薬剤や吸収障害を生ずる薬剤含めての多剤服用者である
 6年前の経過、舌痛の性状より亜鉛欠乏症による典型的な、いわゆる舌痛症であるので、初診時一般血液検査と血清亜鉛測定用の採血をし、2週間のプロマックによる『標準的補充療法』を初診時より開始した。

 舌痛の症状以外には他にはあまり亜鉛欠乏の症状を伴っていないが、いわゆる舌痛症に典型的な性状の舌痛であり、多くの服用薬剤も亜鉛不足を引き起こし易い薬剤が多いので、亜鉛欠乏による舌痛症である可能性が高い。初診時の採血をして、直ぐに、亜鉛補充療法を開始した。

 症状の改善が認められなかったり、血清亜鉛値の変動が燻る場合には、絶対必要なものを除き、常用の薬剤の変更等を、かかり付け医にお願いする可能性もあることを、患者に一応説明した。

【コメント】
 2022.04.02のこのTeaCupに投稿したごとく、富田寛著【味覚障害の全貌】に多くの味覚障害を生ずる薬剤が載せられている。勿論、これ等の薬剤総てが亜鉛を通しての味覚障害に関与しているものとは言えないが、しかし、驚くほど多数の薬剤が味覚障害に関与していると言うべきで、本当はもっと多くの薬剤が関与している可能性がある様に思われる。
 兎に角、本症例では、その多くが処方に含まれていて、この症例ではどれが主に関与していてもおかしくない。まだまだ、殆んどの医師が知らないことであるから、これから気を付けて行くよりない。

  2021.09.15  舌尖の痛みが軽くなったような気がする。
 2021.10.06  プロマック夜中に服用したら胃が痛くなった気がして、しばらく服用せず。
        <Zn:77>
 2021.10.11 内視鏡検査で問題なかったので、服用開始。舌尖、右側の痛みは初診時の5/10。
 2021.11.17  両側の痛み無くなって、舌尖のみの痛み。夜起きた時舌尖のみに初診時の3/10
        <Zn:88>
  2021.12.15  舌痛は舌尖だけになり。昼間は忘れること多くなる。骨粗鬆症の薬、リリカも中止。
               <Zn:107 >
  2022.01.19  舌の痛み舌尖と左側にまだあるが、12月よりも良くなった。
        <Zn:136>
  2022.03.30  舌痛、自覚症状忘れている。困ったことなし。不要薬の減はかかりつけ医に。
       <Zn;98>
  2022.05.25 まだまだ、必要でない薬ありそう。常用薬の徐々の整理はかかり付け医に!!
              当分の間、特別の問題なく。プロマック2Tを維持量1Tとして60日処方する。

【コメント】
  ヒトの体は不思議なもので、合成化学物質への反応はヒトぞれである。確かに、薬剤の副作用とて、ヒトそれぞれによることは当然のことで、亜鉛とのキレート作用のある薬剤であるからといって、総てが亜鉛欠乏の原因になっているわけでないことは、当然である。ただ、多くの亜鉛欠乏症の症例を診ていると、その常用されている処方に出現する頻度の高い薬剤が目立つ。その様な薬剤をマークして行く必要がある。
 本例はっかり付け医との関係が良好であるので、絶対必要な薬剤以外、問題のありそうな薬剤の整理を徐々に、患者と医師の間でしていただくことにしたい。

http://www.ryu-kurasawa.com

 
 

難治性亜鉛欠乏症と薬剤

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2022年 4月 6日(水)19時50分43秒
  こんなにも多くの薬剤が亜鉛欠乏症の発症、難治に関係しているとは!!
多くの医師は勿論、薬剤師も、薬学者もこの事実を知らないと思われる。
是非、是非、亜鉛欠乏症の医学・医療に携わる人々、関連する人々は心にとめて欲しいと思う。

亜鉛欠乏症を起こす可能性のある薬剤(その1)及び(その2)~舌痛症に関連して~を
投稿日:2022年 4月 2日(土) 亜鉛欠乏症についてのこのTeaCup上に投稿した。
 参考資料:味覚障害を起こす薬剤①、② (冨田寛著【味覚障害の全貌】より引用)
 注:引用した冨田寛著【味覚障害の全貌】のそれぞれの表は<味覚障害を起こす薬剤>である。当然、味覚障害=亜鉛欠乏症ではない。本書発刊の2011年時には当然のこと、現時点でも味覚障害が総て亜鉛欠乏によるとは、キッといえないと考える。例えば、腫瘍用剤の多くは細胞毒である作用機序が直接味蕾細胞等に作用している可能性が充分考えられる。また、少数と思われるが、亜鉛に関係ない突発性味覚障害の存在も否定はできない。

 その様な例外が存在するが、現在は亜鉛欠乏症が味覚障害を引き起こす主要な原因と考えられており、舌痛症も、また、同様に一部の例外を否定する者ではないが、前記薬剤の多くが亜鉛不足と関連して、舌痛症を引き起こし、その難治化に関係していると考える。

【舌痛症:わたしの亜鉛補充療法の実践】シリーズもこれまでに10症例を呈示したが、その発症に薬剤が関与しているものが多いことに気づかれていると思うが、当然のこと、多剤服用例には、亜鉛欠乏症が多く、難治化の傾向があること、特に、多医療機関受診の症例には難治例が多いこと容易に予測されよう。その様な症例をも含めてもうしばらく、舌痛症例を中心に呈示する。
 その強弱は別にして、亜鉛欠乏を起こす薬剤は、まだまだ、これら以外にも多く存在するものと考える。多くの関係者、特に、薬剤師、薬学者の皆様のお知恵を拝借したいものと思う。
 また、亜鉛欠乏症に関心を持ち治療に当たる医師で、しばしば、高頻度に併用されている薬剤名が存在したら注意を払っていただきたいと思う。

http://www.ryu-kurasawa.com

 

亜鉛欠乏症を起こす可能性のある薬剤(その2)~舌痛症に関連して~

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2022年 4月 2日(土)21時59分41秒
  こんなにも多い亜鉛欠乏症を起こす可能性のある薬剤(その2)~舌痛症に関連して~
       参考資料:味覚障害を起こす薬剤② (冨田寛著【味覚障害の全貌】より引用)

【【消化器官用剤】】
【止瀉剤】
塩酸ロペラミド(ロペミン)
【鎮吐剤】
メトクロプラミド(プリンペラン)
【消化性潰瘍用剤】
オメプラゾール(オメプラゾン)、ランプラゾール(タケピロン)、レバミピド(ムコスタ)、◎ L-グルタミン(グルミン)、ゲファルナート(ゲアニール)、塩酸ラニチジン(ザンタック)
「ファモチジン(ガスター)、クエン酸モサプリド(ガスモチン)」
【食欲抑制剤】
マジンドール(サノレックス)

【【呼吸器用剤】】
【鎮咳剤】
塩酸クドフェダノール(コルドリン)
【気管支拡張剤】
プロピオン酸ベクロメタゾン(アルデシン)

【【ホルモン剤】】
◎タナゾール(ボンゾール)、酢酸プセレリン(スプレキュア)、酢酸リュープロレリン(リュープリン)、ミトタン(オペプリム)、糖質コルチコイド
【抗甲状腺剤】
◎チアマゾール(メルカゾール)、プロピルチィオウラシル(プロパジール)

【【泌尿器用剤】】
◎クエン酸シルデナフィル(バイアグラ)
【排尿障害治療剤】
塩酸プロピペリン(バップフォー)、◎塩酸オキシプチニン(ポラキス)
「ナフトビジル(アビショット)、塩酸タムスロジン(ハルナール)」

【【肝臓疾患用剤】】
チオプロニン(チオラ)、グルタチオン(タチオン)、◎プロトポルポルフィニナトリウム(プロルモン)
【ビタミン剤】
エトレチナート(チガゾン)、◎ビタミンB2酪酸エステル(ハイボン)、アルファカルシドール(アルファロール)

【【糖尿病用剤】】
アルカボース(グルコバイ)、グリボース(ベイスン)、グリクラジド(グリミクロン)、〇塩酸メトホルミン(メルビン)、グリペンクラミド(オイグルコン)

【痛風治療剤】
〇アロプリノール(ザイロリック)
【骨粗鬆症治療薬】
〇イプリフラボン(オステン)
【リュウマチ治療薬】
◎D-ペニシラミン(メタルカプターゼ)、プシラミン(リマチル)オーラノフィン(リードラ)、
【習慣性アルコール治療薬】
ジスルフィラム(ノックビン)
【禁煙補助剤】
ニコチン

【【抗アレルギー剤】】
メキタシン(ゼスラン)、イプジラスト(ケタス)、塩酸アゼラスチン(アゼプチン)、塩酸エビナスチン(アレジオン)、塩酸セチリジン(ジルテック)、テルフェナジン(トリルダン)、フマル酸ケトチフェン(ザジテン)、ブランルカスト水和物(オノン)、ベタメタゾンd-マレイン酸クロルフェニラミン(セレスタミン)、塩酸プロメタジン(ピレチア)、
【【腫瘍用薬】】
ジクロホスファミド(エンドキサン)、メトトレキサート(メトトレキセート)、カルモフール(ヤマフール)、テガフール(フトラフール)、テガフール・ウラシル(UFT)、ドキシフルリジン(フルツロン)、フルオロウラシル(%ーFU)、テガf-ルーギメスタット(チーエスワン)、塩酸ピラルビシン(テラルビシン)、ドキタキシル水和物(タキソテール)、硫酸ビンデシン(フィルデシン)、硫酸ビンブラスチン(エクザール)、カルボブラチン(パラプラチン)、塩酸ファドロゾール(アフェマ)、塩酸ミトキサントロン(ノバントロン)、シスプラチン(ランダ)、フルタミド(オダイン)、塩酸ドキソルシン(アドリアシン)、硫酸ビンクリスチン(オンコビン)
【免疫抑制剤】
◎アザチオプリン(イムラン)

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亜鉛欠乏症を起こす可能性のある薬剤(その1)~舌痛症に関連して~

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2022年 4月 2日(土)21時52分59秒
  こんなにも多い亜鉛欠乏症を起こす可能性のある薬剤(その1)~舌痛症に関連して~
     参考資料:味覚障害を起こす薬剤① (冨田寛著【味覚障害の全貌】より引用)

【【循環器用薬】】
【血圧降下剤】
◎カプトリル(カプトリル)、◎アラセプリル(セタプリル)、〇マレイン酸エナラプリル(レニベース)、シラザプリル(インヒベース)、塩酸イミダプリル(タナトリル)、塩酸デラプリル(アデカット)、塩酸ベナゼプリル(チバセン)、リシノプリル(ロンゲス)、◎メチルドパ(アルドメット)、塩酸ヒドララジン(アプレゾリン)、◎ロサルタン(ニューロタン)、ニプラロジゾール(ハイパジール)、シルニジピン(アテレック)、塩酸マニジピン(カルスロット)、塩酸セリプロロール(セレクトール)、酢酸グアナペンズ(ワイテンス)
「ACE阻害剤」ペリンドブリルエルブミン(コパシル)、塩酸キナプリル(コナン)、塩酸テモカプリル(エースk-ル)
「アンギオテンシンⅡ受容体拮抗剤」
カンデサルタンシレキセチル(プロブレス)
「β遮断薬」
セレクトール、酒石酸メトプロロール(セロケン)
ほか:バルサルタン(ディオバン)
【血管拡張剤】
〇塩酸ニカルジピン(ペルジピン)、ベシル酸アムロジピン(ノルバスク)、トラピジル(ロコルナール)、◎ニフェジピン(アダラート)
◎ 塩酸ジルチアゼム(ヘルベッサー)、〇ジピリダモール(ペルサンチン)、塩酸ジラセブ(コメリアン)、塩酸イソクスプリン(スファラジン)、塩酸サルポグレラート(アンプラーク)、塩酸チクロピジン(ハナルジン)
【利尿剤】
◎フロセミド(ラシックッス)、◎アセタゾラミド(ダイアモックス)、◎スピロノラクトン(アルダクトン)、チアジド系(フルイトラン)
【脂質異常症用剤】
〇シンバスタチン(リポバス)、〇ブラバスタチン(メバロチン)、フェノフィブラート(リピデイル)、ベザフィブラート(ベザトール)、クロフィブラート(アモトリール)
「アトルバスタチンCa’(リピトール)、フルバスタチン(ローコール)、コレスチミド(コレバイン)」
【不整脈用剤】
塩酸アオミダロン(アンカロン)、塩酸メキシトレチン(メキシチール)、酢酸フレカイニド(タンボコール)、塩酸プロパフェノン(プロノン)、塩酸プロプラノール(インデラル)

【【中枢神経用剤】】
【抗パーキンソン剤】
◎レポドパ(ドパストン)、◎レポドパ・カルビドパ(ネオドパストン)、塩酸セレギリン(エフピー)、メシル酸ペルゴリド(ペルマックス)、塩酸トリヘキシフェニジル(アーテン)、塩酸メチキセン(コリンホール)
【抗てんかん剤】
〇カルマバゼピン(テグレトール)、フェニトイン(アレビアチン)
【催眠・鎮痛剤、抗不安剤】
〇ロフラゼブ酸エチル(メイラックス)、トリアゾラム(ハルシオン)、クアゼパム(ドラール)、◎ニトラゼパム(ネルボン)、〇エスタゾラム(ユーロジン)、ゾビクロン(アモバン)、フルラゼパム(インスミン)、メタゼパム(レスミット)、フルトプラゼム(レスタス)、ジアゼパム(セルシン)、クロルゼジアゼポキシド(バランス)、オキサゾラム(セレナール)

【【精神神経用剤】】
【三環系抗うつ剤】
塩酸ノルトリプチリン(ノリトレン)、塩酸イミプラミン(トフラニール)、塩酸アミトリプチリン(トリプタノール)、マレイン酸トリミプラミン(スルモンチール)、アモキサピン(アモキサン)、塩酸クロミプラミン(アナフラニール)、塩酸トラゾドン(レスリン)、塩酸ロフェプラミン(アンプリット)、塩酸ドスレピン(ブロチアデン)
【四環系抗うつ剤】
塩酸マブロチリン(ルジオミール)、塩酸ミアンセリン(テトラミド)
【抗精神病薬】
ゾテピン(セトウス)、マレイン酸トリフロペラジン(トリフロペラジン)、ハロペリドール(ハロマンス)、炭酸リチウム(リーマス)、クロルプロマジン(ウインタミン)
【骨格筋弛緩剤】
◎バクロフェン(リオレサール)、ダントロレンナトリウム(ダントリウム)、〇メトカルバモール(ロバキシン)、フェンロバメート(スパンドール)
【自律神経用剤】
〇ガンマ―オリザノール(ハイゼット)

【【解熱鎮痛消炎剤】】
インドメタシンハルネシル(インフリー)、イブプロフェン(ブルフェン)、アミノプロフェン(ミナルフェン)、スリンダク(クリノリル)、チアプロフェン(スルガム)、マレイン酸プログルロメタシン(ミリダシン)、ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)、ロベンザリットニナトリウム(カルフェニール)、◎アスピリン(アスピリン)、メフェナム酸(ポンタール)アセメタシン(ランツジール)
「メロキシカム(モービック)、セフェゾラク(ジソペイン)、アクタリット(モーバー)」

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【舌痛症:わたしの亜鉛補充療法の実践】⑩

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2022年 3月15日(火)22時16分40秒
  O Mさん  81歳 女性

【基本症病名】舌痛症 口腔内違和感、痒疹、亜鉛欠乏症、DM、逆流性食道炎。
【初診】2021.09.06.
【既往歴】2015~DMで、高血圧で薬、2020.06 肺Caで手術。下腿の痙攣:漢方薬。
2020.12.20 味覚障害、Zn:57, ポラプレジンク2T の投与を受けたことがある。最近では舌痛もあり、3M前から今日まで、プロマックの連日投与をされているのだが、良くならない。舌痛症は難治で、なかなか良くならない。我慢しなければと言われているとのこと。

【主訴・現病歴】
2020.12~味覚障害、舌痛症、痒疹 持病に対しての多剤服用がある。
現在も、味覚障害は味覚がはっきりしない、舌ザラザラ、口内が朝苦い感じ。キムチは駄目だ。
舌痛は刺激があるものを食べるとチクチク、舌前方の痛み。ただ、睡眠時は舌痛なし。
<医療・薬剤関係> ブラバスタチン、タケキャブ、ネシーナ、ニフェジピン、漢方薬。ポラプレジンク
舌に肉眼的異常所見なし。
<食事関係> 偏食等、食事特に変わりなく、食欲あり。

【治療経過】
2021.09.06 80歳の女性で、高血圧、高脂血症、DM等々の疾病を持ち、味覚障害や口腔内違和感を合わせ訴えるいわゆる舌痛症患者である。かかり付け医により、血清亜鉛値を測定されていたが2021.05.30【現代日本の国民病 亜鉛欠乏症】の発刊を信濃毎日新聞の記事で知ってから、プロマック2T/分2の基準の亜鉛補充療法が、改めて、初診時まで3ケ月間施行されているが、効果が見えないので、どうなのか?心配とのことで、受診した症例である。
問診から患者とかかり付け医のDr.Yとの関係はたいへん良好と考えられたので、現状ではこれまでの治療を継続していただいて、当診療所では亜鉛補充療法の経過を追跡して、意見を述べることとして先ず全身の状態と亜鉛欠乏状態の検討を行うこととした。
血算。血液生化学、血清亜鉛値の測定をした。
<Zn:74  Al-P:> 一般検査には治療を受けている疾患の特別のことなし。

2021.09.15 これまでの諸疾患治療と亜鉛補充の多剤服用を続けるが、3ケ月間の標準的亜鉛の処方では効果がハッキリしないので試みにプロマックD75 2T/夕1回服用に変更をお願いした。

2021.10.20 服用法を変更して、なんとなく痛みがなくなった。口内の苦みも言われてみるとない。キムチを試みに食べてみて。
<Zn:76  Al-P:127>

2021.11.17 舌痛は治まっている。口内の苦みもない。2020.11.02 の(Dr.Y測定) Zn:57であった。
かかり付け医での亜鉛補充療法前の血清亜鉛値は明かに低値で、その後の経過を含めて、典型的な亜鉛欠乏による舌痛症であり、キッと高脂血症のスタチンはじめ薬剤による亜鉛欠乏症である可能性が最も考えられる。
<Zn:88 Al-P:130>

2021.12.20 1W前ごろ、2~3日ほど舌、歯肉に痛いことがあったが治癒した。口内の荒れの感じはまだある。苦味はない。
<Zn:80 Al-P:123>

2022.01.16舌痛と口腔内の苦みよいが、舌の荒れや乾きは、まだ気になる。患者の一番の苦痛は軽快したが、血清亜鉛値の動きも、症状も、まだ、根抜けになったとは言えない。今後亜鉛不足を生じた原因疑いのある薬剤の検討を進めるべく、主治医にお願いの連絡をした。
<Zn:88 Al-P:121>

2022.02.21 一番の原因と考えるスタチンから、DrYにより、一時中止の試みが開始された。
<Zn:93 Al-P:115>

【コメント】
①多剤服用と言うよりは典型的な吸収障害やキレート作成の可能性のある数種の薬剤を服用してる典型的な味覚障害と舌痛症の患者さんである。亜鉛不足を生ずる作用の強弱は別として、殆んどの医師や薬剤師は勿論、薬学者達も考えてもいなかった多くの薬剤があるらしいことをここでは表明しておきたいと思う。近日中に一部別稿でまとめる予定。
②かかりつけ医の理解,協力が必要で、その意味では多剤服用で、多医療機関受診者の亜鉛欠乏症の治療は難治である。このことは舌痛症に限らず、他の欠乏症、例えば、褥瘡においても難治であると考え得る。









              135

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オンライン講演会情報

 投稿者:一読者」  投稿日:2022年 3月 6日(日)20時04分59秒
  ■■■ノベルジン「低亜鉛血症」適応追加5周年記念 オンライン講演会■■■
    3/8(火)開催! 「味覚における亜鉛のはたらき」

https://kenkyuukai.jp/nobel/jmedj/login_rectangle.asp?eid=51677&sid=2301

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【舌痛症:わたしの亜鉛補充療法の実践】⑨

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2022年 3月 6日(日)16時27分46秒
  N N さん 71歳 女性

【基本傷病名】舌痛症 亜鉛欠乏症 食欲不振 味覚障害 不眠症
【初診】2021.07.07.
【既往歴】2015年頃まではOK.
3年程前からアフタ性口内炎、口角炎がしばしば発症している。
2年程前頃までは胃については自信があった。最近胃がおかしい、むかむかした感じのことあり。=>内視鏡=>逆流性食道炎?その後歯科で地図状舌発見された。
2020年頃から、食欲不振や消化器系の不調、舌痛が発症するようになる。
<亜鉛欠乏症状>食欲減、舌痛症、味覚障害、口内の苦み(口腔内違和感)、口内炎、口角炎。舌痛:火傷をしたような舌のヒリヒリしたような痛み。

【主訴・現病歴】
2020.01 胃がおかしい。むかむかする感じ(つわり様)、食欲が落ちた(米飯1/2に減)。
内視鏡で胃粘膜の萎縮、逆流性食道炎?で=>ガスモチン1Tの処方=>舌痛発症し、ガスモチンをタケプロンンに変更するも、症状は軽快せず。『この病気は治らない。もっと酷い人も沢山いる』と告げられた。2020.04~09  地図状舌であること判明、うがい薬の投与。<Zn:70であった。>2.5か月間程の期間プロマック服用。2021.01 タケキャブ 1T追加投与される。
体重:64kg=>56.4kg 皮膚掻痒感などなし。

<医療・薬剤>  タケキャブ1T、ガスモチン3T、マイスリー1T、ビタミンB群(昔から) 胃内視鏡

【診療経過】
2021.07.07 舌のひりひり感は火傷をした様なひりひり感。酸っぱいもの、ショッパイものが滲みる。熱いものもダメ。味は判る。ミカンなど柑橘類、今年の正月より食べず。コーヒーだめ。息子は味が薄いと言う。肉眼所見:舌確かに地図状の舌状態である。初診時の血算・血液生化学・Zn検査。
症状、経過より(アフタ性口内炎、口角炎、胃もたれ様症状、食欲不振、舌痛、口腔内違和感、味覚障害等々)、亜鉛欠乏症であること間違いなく、初診より、基本の亜鉛補充療法を再開する。
『タケキャブ、ガスモチン不要なら中止を!タケキャブは亜鉛不足に関係あり』と話す。
<Zn:78 Al-P:65>(07.07の初診時採血データ)

2021.08.04 プロマックを服用して、特に問題なし。これまで常時ヒリヒリしていたのが、減少し、3週間過ぎから、あまり気にならなくなった。舌に斑点(地図状舌)、そこが痛かったが、減少して来た。
刺激あるものは食べないようにしている。米飯、刺身、肉類美味しくない。食欲減、未だ替わらず。
07/12~07/18にアフタ性口内炎発症・治癒、以後発症なし。口角炎プロマック服用後発症なし。
体重:57kgに。味覚検査は検査:まあまあか?
<Zn:101 Al-P:63>

2021.09.01 タケキャブ、モサプリドは中止して、特別の問題なし。もやもや感、もたれ感なし。
食慾が出てきた。割と何でも食べられる様になってきた。米飯の味も普通になってきたし、刺身、肉も食べてみたいと思うようになって来た。口内の苦み軽くなった。梅酢、ミカンはまだ食べない。地図状舌はきれいになった。 口内炎、今月は発症せず。舌痛もない。
<Zn:107 Al-P:61>

2021.10.06 口角炎、先月少し発症したが、すぐ治癒。アフタ性口内炎はこの2ケ月発症せず。現在服用薬はプロマック+マイスリーのみ、食欲出て、ご飯の味が出て美味しくなり、体重1kg増加。皮膚も艶が出てきた感じ。

2021.11.17 舌痛他の諸症状すべてなくなった。ビール、カレーはまだ食べず。ミカン、梅酢は、まだだめ、酢の酸っぱさはOK。コーヒーは少し飲めるようになった。
プロマックをどの様に減量すべきか?
<Zn:111 Al-P:70>

2022.01.12 舌痛殆んど良い。胃の薬不要。おもちも食べられ、普通の食事で回りも良く食べると言う。体重:58kg。みかん食べられた。カレーもあまり辛くなければ可。プロマック服用時々忘れる。舌苔なく、きれい。
<Zn: 111 Al-P:>

2022.03.02  2月中旬、チョット口角炎になったが、その他は舌痛は勿論、口腔内の症状。問題。これまでの胃腸の不調もなし。
「舌痛症、なかなか治らないと言われていた。どうしてなのか、心配で、心配で。胃の具合が悪いのか、と思っていた。本当に良かった。皮膚も良くなったし、ズーと服用していたい」
『もうそろそろ治療は終了でもよいが、最初に何故亜鉛不足となったかの検討は必要。』ただ、『これだけの経験をしたので、治療法も理解できたでしょうから、一度プロマックをやめてみるのもいいのでは!!症状が出てきたらまた補充すればよい。』

【コメント】
亜鉛欠乏症による舌痛症はじめ多くの典型的な多彩な亜鉛欠乏症症状を合併した症例。幸い、種々雑多な薬剤で治療されていなかったので、典型的な吸収阻害作用のあるPPIの除去と亜鉛補充療法で容易に症状を改善することが出来た。ただ、PPI使用までの口内炎や口角炎の発症の亜鉛不足が何故生じたかの検討が必要。

http://www.ryu-kurasawa.com

 

【舌痛症:わたしの亜鉛補充療法の実践】⑧

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2022年 2月13日(日)20時22分19秒
  【T.R.さん】 75歳 女性

【基本症病名】舌痛症(アフタ性口内炎) 小食 亜鉛欠乏症
【初診】2021.10.11.
【既往歴】2020.08頃、舌痛があって歯科受診。舌の裏側にアフタ性口内炎2~3ケあり、口腔外科へ紹介された時、治癒していた。舌癌であってはいけないと組織診の採取で、問題なしとされる。2021年春ごろ、お茶での熱傷かと思ったが、舌尖がひりひりと痛み、現在にまで至る。

【主訴・現病歴】舌尖のひりひりとした痛み。2021年春ごろから受診時まで続く。痛みの場所は、ズーっと舌先端だけ。睡眠時は問題ないが、朝起きると痛みを感じ、食事中は痛みなし。食慾良。テレビや仕事中に痛み感じない。舌・口内の苦みなど異味・違和感なし。
<舌・口腔内に肉眼的異常所見なし>
<医療・薬剤関係>高血圧症でアムロジンの服用(亜鉛不足の一原因の可能性あり)。アフタ性口内炎は2020年時が初めて、その後発症なし。口角炎なし。皮膚問題なし。
<食事関係>偏食なし。食慾良=>その後、小食であったことに気が付く。

【治療と経過】
2021.10.11 診断確定と治療のため初診時点の血算・一般血液生化学・血清亜鉛値測定の採血をし、初診時よりプロマック75D 2T/朝夕分2の標準的亜鉛補充療法を開始する。
<Zn:72 Al-P:72>

【コメント】症状の性状(③の典型的症例とよく似ている)及びその経過、アフタ性口内炎の既往、舌の所見より臨床的にいわゆる舌痛症として問題なく、初診時よりZn値のデータを待たず亜鉛補充療法を開始した。また、大部分のアフタ性口内炎は亜鉛欠乏の可能性が高く、判断に影響(+)

2021.11.08  亜鉛補充療法を開始して、痛みの程度軽くなり、発症が少なくなった。これまで朝起きると痛みを感じ、その後午前中に2回ほど痛みが生じていた。最近は、毎朝痛みは生ずるが、その後の痛みの発症は週1/2程度となり、痛みの程度5/10程に軽くなり、ひりひりの痛みなし。
<Zn:98 Al-P:76> 多くの亜鉛欠乏症例では補充療法開始1ケ月前後で急上昇。(典型的)

2021.12.06  痛みの程度はさらに軽くなった。朝起きた時、まだ痛みがあると感ずる。痛みが舌先なのかどうか?ハッキリしなくなった。食事、食欲も、果物、ワサビ、辛子も問題なし。
<Zn:99 Al-P:91>
亜鉛値の変化の経過からも、この患者の舌痛は亜鉛欠乏症によることは間違いない言ってよい。今後、身体内の亜鉛充足したか否か。この患者の固有の適切な血清亜鉛値の確定と亜鉛不足の原因を推定のため等の検査用に採血。亜鉛補充療法は継続とし、特別のことがなければ2ヵ月後の再診予約とした。

【コメント】本症例はアフタ性口内炎の既往がある舌痛症で、舌痛の性状は亜鉛補充療法の実践③の典型例と殆んど同じく舌に肉眼的異常所見がなく、症状的に亜鉛欠乏症のいわゆる舌痛症と言ってよい。初診時及びその後の血清亜鉛値測定は亜鉛補充療法時の亜鉛濃度の変動・亜鉛充足時の血清亜鉛値と共に、この患者の固有の適切な亜鉛値の推定等に大切である。

2022.02.07  朝起きても痛みを感じなくなった。熱い、冷たい食事で困らず。普通の生活で困ったことなし。舌痛症の治療はここまででもよいが、亜鉛が飽和したかの追跡をする。
◎食欲が出て、これまで小食であったことに気が付く。小ぶりのご飯茶碗に1/2であったものが、1杯食べたくなった。歳を取って食べられなくなったものと思っていた。

【コメント】亜鉛欠乏を生ずる原因として、多くの薬剤が上げられている。薬剤については驚くほどキレート作用等化学的結合の可能性のある薬剤は多い。まとめて記載する予定。

<本症例は幸いなことに服薬はアムロジン1剤のみであり、亜鉛不足の主要因かは別にして、治療も容易であった。亜鉛欠乏の原因については別に稿を改めるが、薬剤が難治症例の原因となっていること多く、特に、多剤服用、多医療機関受診患者は、当然、難治症例が多い。
大部分のいわゆる舌痛症は亜鉛欠乏症であるが、補充療法での難治例はまず服用薬剤の検討が必要でである。>

<もう、十数年余も前から、(大部分の)舌痛症は亜鉛欠乏症であると多くのデータを揃えて主張してきたが、大新聞などのマスコミの医療相談欄では、しばしば、舌痛症の専門家と称する教授たちが、『亜鉛不足もあるが原因不明で、精神的問題とか、気の持ち様とか?、、、、』と述べていることが多い。その様な回答の前に、論理的亜鉛補充療法と服用薬のチェックをされることを勧めたい。>

http://www.ryu-kurasawa.com

 

舌痛症:亜鉛補充療法をしても治らない?どうしたらよいか!!

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2022年 1月 6日(木)20時03分5秒
  稲葉 友子様

昨年11月に本掲示板に投稿や診療所への電話で相談のあった舌痛症、口内異味・違和感を訴えられていた患者さんで、亜鉛欠乏症として、ノベルジンの投与を受けたが、薬としてのプロマックとノベルジンは違いがあるか?との質問も受けました。

血清亜鉛値が:55(10/26)=.>100(11/24)=>146(2/28)。そして、高コレステロールへの薬を11/28には中止した。しかし、現在も、舌痛が良くならない。なんとかして!!とのことかと思います。

さて、電話でのお話は記録に残してありませんので、詳細は、現在、不充分ですので、このメールの内容には一部、間違いがあるかも知れませんし、メールでは不充分のこともあるかと考えますが、ポイントのみ回答します。
①舌痛症の診断について=>亜鉛欠乏症による舌痛症でよいでしょう<=>血清亜鉛値の変動+α。

②亜鉛補充療法がされているのだが、未だに舌痛が治まらない。何故?治まらないのか?
=>初診時の血清亜鉛値:55の数値とその後の血清亜鉛値の変動をみると、かなり重症の欠乏症であることが予測されます。亜鉛欠乏症を血清亜鉛値の数値だけを見て、診断をする一派の医師達がいて困ったことですが、人間の身体に亜鉛が充足されるには、それなりの時間が必要です。
=>徐々に軽快し、時にはぶり返して、徐々に徐々に治癒して行きます。
=>【亜鉛欠乏症のホームページ】や【現代日本の国民病 亜鉛欠乏症】三恵社等を参照下さい。

③亜鉛補充療法でなかなか効果が出ない症例の多くが多剤服用の患者さんです。もっとも、一剤でも、例えば、高脂血症の薬や骨粗鬆症で常用している薬、胃や逆流性食道炎の薬でも、高血圧の薬やビタミン剤でもありえます。
=>必要な薬は別ですが、不要な薬は出来るだけ飲まないことです。

この間に、メール、電話での情報(一部不充分かも)によると、服用薬剤は耳鼻科の漢方薬とアデホス.コーワ、それに11月に止めた高コレステロ-ルの薬、精神安定剤に睡眠薬、それに断続的ですが、抗真菌薬の服用とのことです。もしかすると、もっと申告漏れの薬があるのかも知れません。兎に角、日頃、継続して服用している薬を、サプリメントも含めて総て洗い出して見て下さい。

【コメント】これまであまり知られていなかったのですが、亜鉛はキレート作用などで多くの化学物質と結合し易い性状があり、活性の化学物質である多くの薬剤と結合し、吸収され難くなったり、性状が変化したりで、微量なるが故に欠乏し易いのです。現在、多くの医師・薬剤師は勿論、薬学者も、製薬会社・国も、このことを知りません。これからキッと大きな問題となるでしょう。

http://www.ryu-kurasawa.com

 

口の中と舌の痛み

 投稿者:稲葉友子  投稿日:2022年 1月 4日(火)12時45分38秒
  以前お世話になりました稲葉です。その後の亜鉛の数値は、10月6日 55、11月24日 100、
12月28日 146です。コレステロール薬は11月28日より中止、プロマックスは11月24日より変更しました。 以前として、口の中と舌の痛みは取れません。夜は寝れないので、精神安定剤と睡眠薬服用しています。
先生宜しくお願い致します。
 

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