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臨床検査値の【基準値】の定義が正しく知られていない。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 4月 7日(日)12時17分3秒
  医療界では【基準値】の定義が正しく知られておらず、現在、勝手な使われ方をしている。


曾我 泰子様 『亜鉛欠乏症で素人でできること』をご投稿有り難うございました。
3/10に投稿いただいたのですが、どう書けば良いのか?悩んで一ヶ月になろうとしています。

臨床検査値の【基準値】はISO15189の用語定義に従った数値に統一されず、単に『ほぼ健常者のみとなる基準の値』とか、『ほとんど異常者を含まない大部分健常者となる値』とか、統計学的な分布状態も無視した勝手な数値を【基準値】としてはならない。

本来は論文を書く様な学者と称するいわゆる玄人が用語定義に従って、①ISO15189(臨床検査室の国際規格)の用語定義に従い【生物学的基準範囲】の統計学的数値を根拠のデータに基づいて【基準値】として正しく示せば、その数値の意味を正しく知る医師達がその数値に基づいて、実際の臨床の数値をより正しく判断で出来る。または、【基準値】でなくとも②【生物学的基準範囲】の本来の意味を知る玄人が【臨床的判断値】として、その定義を明確に示して、その数値を示せば、より臨床的に正しい判断が出来る。

しかし、残念ながら臨床栄養学会の論文を書かれた学者達も、文献値と採用した専門家である筈の臨床検査関係者も【基準値】と【臨床判断値】の異なりさえも、どうも、理解していないのではないかと思われる。現在の臨床栄養学会の『基準値』80~130とする数値は、ISO15189に基づく①【基準値】でもなければ、②【臨床判断値】としても内容が不明確で、医療の現場に混乱を巻き起こしていると私は思う。

また、「数値が基準値内」だから「亜鉛欠乏症でない」という医療現場での判断は、医師達の【基準値】を『正常値』とするウッカリ間違いの知識とデジタル思考による。大変に困ったことである。

曾我さんや多くの患者さん達が、現実に、誤診に悩まれているもとには、医師や医療関係の玄人の、さらには、その玄人の指導者的立場であるべき者達の勉強不足があり、また、医療界に蔓延するデジタル思考があること、医師の一人として、大変申し分けなく思う。

こんな面倒くさい説明は玄人達に読んでもらうとして、健常者の【基準値】と亜鉛欠乏症者の【基準値】を人の身長や体重等を例に引いて、 次回には素人の人達にもう少し判りやすく書いてみようと思う。

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 
 

亜鉛欠乏症で素人ができること

 投稿者:曽我泰子  投稿日:2019年 3月10日(日)19時11分10秒
  倉澤先生 こんにちは。
お世話になります。
先生、体調はいかがですか。
私が住む浜松は寒い日々を送ることなく暖かい3月を迎えました。
先生の住む長野県はいかがでしょう。

倉澤先生、先生が再三亜鉛の基準値について意見をのべているのに何故何も変わらないのでしょうか。
先生の論文を読みあれもこれも当てはまる症状があっても「数値が基準値内」というだけで「亜鉛欠乏症ではない」と除外されます。
私の兄は一時期舌痛がかなり改善し食欲も戻りました。しかし再び痛みを訴えるようになりました。
食生活を見ていると「メイバランス」を飲むことを止めてしまっていることに気付きました。
私がうるさいほど「亜鉛」「亜鉛」と言うので渋々再び飲み始めました。
するとどうでしょう矢張痛みが改善されたのです。
本当にこういうことがおきているのに何故医師は「基準値内だから」で終わってしまうのでしょう。
世間にはきっと倉澤先生の論文も知らないで「原因不明」で終ってしまい辛い思いをしている人がたくさんいると思います。
もっと、もっと、素人を苦しめる亜鉛欠乏症について多くの医師が疑問に思ってくださることを切に願います。
 

(株)SRLの血清亜鉛値の新基準値は基準値として間違いであるので、出来るだけ早期の変更を求めます。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 2月 1日(金)13時00分36秒
編集済
   現在社会では統計データの不正問題が新聞紙上を賑わしています。それもデータの基準となる数値をシッカリした根拠もなく、勝手に動かすことが、如何に社会にとって大きな問題となるか!!徐々に明らかになりつつあります。医学医療においても、科学にとっても、大変大きな問題です。

  (株)SRLの血清亜鉛値の新基準値は基準値として間違いであるので、出来るだけ早期の変更を求めます。少なくとも誤解を招く、基準値の語の使用を何らかの適切な語に変更されることを求めます。筆者は間違ているでしょうか??

 『新基準値:80~130マイクログラム/dl が間違いであることは血清亜鉛値の実測データと照らし合わせれば一目瞭然です。』

 『伝統ある貴社が、貴社自身の統計調査から制定したISO15189に基ずく血清亜鉛値の基準値で、且つ、約40年余も使用されていたものを、何故わざわざ、この様な根拠薄弱な誤りの新基準値に変更されたのか??』筆者には到底理解できません。
 筆者が間違っているようでしたら、この掲示板で批判してください。

 誤りの情報が社会に広く浸透し、医療界に定着する前に、適切な対応することが、正確な臨床検査データを提供することが仕事である、貴社をはじめ、諸臨床検査所の責任と義務であると筆者は思うのですが、如何でしょうか?

 筆者らのKITAMIMAKI Studyの中の図【血清亜鉛値の分布図・回帰曲線(午前のみ)と基準値(65-110)】に、(株)SRLの新基準値:80~130マイクログラム/dl を、図に既記入済みの旧基準値:65~110マイクログラム/dl と同様に、記入して比較してみてください。

 如何に、新基準値が意味を持たない基準値であるか!?一目瞭然でしょう。

 KITAMIMAKI Studyの図は亜鉛欠乏症のホームページから、[PDF] 亜鉛欠乏症について(冊子)の P18、または、同トピックスの中の 亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案):追加論文①の図3等々、この図は既に諸学会で一般に通用し、認められている図です。
                                 倉澤 隆平
     

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

(株)SRL等諸臨床検査所の血清亜鉛値の『新基準値:80~130マイクログラム/dL』は【基準値】として誤りである。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 1月27日(日)21時39分54秒
編集済
  (株)SRL等諸臨床検査所の血清亜鉛値の『新基準値:80~130マイクログラム/dL』は【基準値】としては、誤りであり、実害が予測されるので訂正をお願いしたい。
 誤りの情報が広く流布し、亜鉛欠乏症の臨床医療や保健、亜鉛生物学の正しい発展を阻害しない様に、出来るだけ速やかに諸学会、諸組織で適切な検討・対応処理を望みたい。


『提案』
 ①新基準値への変更の必要性も、正当性もないと考えたれるので、変更前の ISO15189に基ずく旧基準値:65~110マイクログラム/dLに戻す。
 ②基準値の名詞は、紛らわしい語意を持つ様になってしまった現在、【基準範囲】を使用、臨床判断値と併用・区別するのがいいのかも知れない。
 ③80~130マイクログラム/dLは臨床判断値として、参考or補足として記載するが、130マイクログラム/dLの根拠は乏しいので、
 ④80マイクログラム/dLを臨床判断値のカットオフ値として、参考or補足として記載するのがいいのかもしれない。


『誤りが拡散、定着しつつある』
 日本臨床栄養学会より『亜鉛欠乏症の診療指針2016』が公表され以来、多くの文献を基に纏められた同論文の引用諸文献の【参照・読み込み・引用に誤り】があり、亜鉛欠乏症と血清亜鉛値の生物学的関係の事実と論文との間に大きな齟齬があること、特に、その主要な問題点である『血清亜鉛値の基準値』の問題、デジタル思考の問題を中心に、この掲示板上で、2018年02月01日より批判を展開して来ました。しかし、日本臨床栄養学会内で諸批判は検討・討論された形跡もなく、批判に答えることもなく、明らかな誤りも、諸問題点もそのままに、その内容は製薬会社やマスコミ・インターネット上等などの情報を通し、日本の社会に徐々に拡散し、Wikipedia等の辞書等にも浸潤し、一年が経過した。そして、筆者が危惧したごとく、昨年7月には、臨床医療・保健の現場に、更には基礎的研究にも、実質的な関係のある血清亜鉛値の基準値に、その誤りは拡散、浸潤し、定着しようとしている。


『統計データの恣意的作成や変更?』
 現在、奇しくも厚生労働省の毎月勤労統計の調査方法に問題ありと大きな話題とされている。毎月勤労統計が法的に決められた手法で勤労のどの様な実態を示しているか詳細は不明だが、その調査の手法が途中から変更されては、勤労の実態を連続的に示していないことは明らかである。それが政策の決定や社会の実生活に直接影響するとなれば大問題である。
 統計的データを恣意的に作成し、恣意的に使用することは論外である。恣意的でなくとも、間違ったデータを無知故に、十分に検討もせずに、広めても、社会に与えるマイナスの影響は全く同じで、これまた大問題である。


『参考文献・資料』
 未知のものに挑戦している者達は、筆者も含めて、出来るだけ間違った情報を流さぬ様に努力し、正当な内容の批判に対して謙虚でありたいと思う。自己の説に自信があれば尚更のことである。以下にこれまでの一連の批判の根拠の資料・論文等を提示する。
 この掲示板の筆者の【一連の批判】に対し、また、関連の【亜鉛欠乏症のホームページ】、【亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)+追加論文①】や、筆者らのBRTE論文【亜鉛基礎研究の最前線と亜鉛欠乏症の臨床.BRTE 21(1):1-12,2010】【血清亜鉛値80?/dLの意味するもの.BRTE 22(1):34-37,2011】等参照され、問題点があれば、積極的に厳しい批判をお願いしたい。また、当時の日本微量元素学会を代表とする基準値設定に関する論文として、【日本人における血清亜鉛の基準値設定に関する問題点 荒川 泰昭 BRTE 23(3):217-220,2012】を表面の字句の拾い読みでなく、論文の真意を参照いただければ幸いである。                 倉澤 隆平

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

ISO15189に基づかない血清亜鉛の(SRLの)新基準値80~130マイクログラム/dLの問題点

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2019年 1月22日(火)17時45分0秒
編集済
  『何故?(株)SRLは、わざわざ、新基準値80~130マイクログラム/dLに変更したのか?』

 (株)SRLが自社の従業員167名の実測値から制定し、約40年余に渡り、ISO15189に基づいた基準値として血清亜鉛の検査の基準となって来た旧基準値を、何故?定義も不明確な(ISO15189に基づかない)新基準値に変更したかは、(株)SRLからの返答がないので、置いておくことにする。
 尚、変更の参考とした文献値の日本臨床栄養学会の論文【亜鉛欠乏症の診療指針2016】から、少なくとも新基準値はISO15189とは関係ないことだけは述べておこう。

 『ISO15189に基づいた本来の基準値(【基準値】と記す)は種々の集団同士、また、個との比較検討が可能であるが、制定の定義不明確な(つかみ取り的)新基準値の80~130マイクログラム/dLの数値は <この数値の中にあれば大部分が非亜鉛欠乏症(健常)で、亜鉛欠乏症は殆んど居ない>と言う、大変大雑把なデジタル思考の(血清亜鉛濃度の健常値範囲との)臨床的見当値に過ぎない』と筆者は考えている。

 実は、健常者の約75%は、確かにほぼ、この範囲に存在する。だが、健常者の約25%はこの範囲以下に存在し、亜鉛欠乏症者の、約90%はこの数値以下に存在するが、約10%がこの範囲内に存在する見当となる。つまり、血清亜鉛値80マイクログラム/dLは大きな意味のある数値である。
 詳細については、次回『健常(非亜鉛欠乏)者集団と亜鉛欠乏症集団の血清亜鉛値について』まとめて述べたい。【亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)】を参考にしていただければ幸いである。


『身長について』
 身長について、【基準値】の定義に基づいて、種々の集団の【基準値】を設定することが出来る。

 異なった国や人種の同様の集団の【基準値】では、例えば、オランダと日本の全成人の【基準値】を比較することで、如何に国、人種により身長差があるか明らかになる。
 同じ国・人種ではそれぞれ成人男性、女性の集団の【基準値】を比較することも意味があるし、更には、そこに、年齢別を加えて、集団を比較することも意味がある。
 日本に限れば、現代の成人と昭和10年代や20年代の成人と比較し、栄養状態と身長との関係を検討することも出来る。もしデータがあれば江戸時代との比較さえ可能である。【基準値】がISO15189の同じ統計学的な規則により導き出された数値だからである。
 更には、いわゆる健常成人の【基準値】の分布曲線の中で、ある成人個人の身長がどの位置を占めるかを知ることも出来るのは当然で、【基準値】は平均値の数値のみでなく、正規分布曲線としての意味があるからである。

『血清亜鉛値について』
 臨床の検査値においては、病気の診断・治療の観点からどうしても【基準値】は正常者、健常者の基準値(範囲)と、ウッカリ、考えがちである。しかし上記の様に、身長での男性、女性の集団がある様に、血清亜鉛にも成人男性、女性の【基準値】を導き出し比較することは当たり前にやられて、検討されている。
 国別の比較は余りデータがないが、アメリカでの1976年~1980年にかけてのNHANESⅡと筆者らの2003年のKITAMIMAKI Studyについて、国別・年代を超えての比較検討が行われた。
 勿論、種々な制約がある中で、時代の経過の中での亜鉛不足傾向の進行や約30%にも及ぶ亜鉛不足者(潜在的亜鉛欠乏症者を含む)の存在を推論することになったのも、それぞれのデータが同じ【基準値】の定義に基づくものだからである。

 日本臨床栄養学会の『亜鉛欠乏症の診療基準2016』で提示された80~130マイクログラム/dLとの基準値は、また、その論文から文献値として変更した(株)SRLの新基準値は、その様な旧基準値・【基準値】の機能を持っているであろうか?? NOと言わざるを得ない。この新基準値は、単に、大部分が健常者と言う大まかな臨床判断値・見当値に過ぎないと筆者は考えている。
 出来るだけ早く【基準値】の看板を外すことを検討いただきたいと考える。尤も、当批判を含めて亜鉛欠乏症と血清亜鉛値について、忌憚のない検討と議論がされることは大切なことと考える。
 日本臨床栄養学会、(株)SRLは勿論、日本衛生検査所協会、日本臨床検査医学会はじめ関連する多くの学会組織で、血清亜鉛とは何か?検討議論していただければ幸いである。

 血清亜鉛値の検査法が原子吸光法から殆んど検査結果の相関に問題のない比色法に変わりつつある。血清亜鉛値が、簡単に、早く、容易に測定されることは有難いことである。正しい血清亜鉛値の理解と検査と亜鉛欠乏症の診断・診療が行われ、より正しい亜鉛生物学の発展を願う。

 

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

(株)SRLの変更された血清亜鉛値の基準値80~130 マイクログラム/dLの問題点

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年12月27日(木)12時34分9秒
編集済
     2018年7月、(株)SRLはnews No.2018-14において、2018/7/6受付の検体より
 『Zn(亜鉛)の基準値の変更の知らせ』が公表された。突然の公表と実施である。

   基準値:旧基準値:65~110(マイクログラム/dL)=>新基準値:80~130(マイクログラム/dL)
   検査法:原子吸光分析法                  =>比色法***これからの検査法(筆者注)
    新検査法は自動化試薬に変更されたこと、
    新検査法と旧検査法との比較の相関図が貼付されている。
      新基準値は文献値(亜鉛欠乏症の診断指針2016)であることが付記されている。


【(株)SRLの旧基準値:65~110 マイクログラム/dLはISO15189の用語定義に従った『基準値』である】

 (株)SRLが1977年、日立製作所Z-6100による原子吸光分析法で血清亜鉛値の測定を開始した時、従業員162名より統計的に制定された基準値:65~110 マイクログラム/dLは、その後、今回の突然の変更が公表・実施された2018年7月までの40年間余にわたって、日本の血清亜鉛濃度測定の主要な検査機関(老舗)の基準値として定着してきたものである。

 その基準値は、当然、ISO15189(臨床検査室の国際規格)の用語定義24の「生物学的基準範囲」に従った正規分布の95%分布範囲を原則とする統計的な数値である。
 その他の諸検査機関の基準値もこれまで、多少の数値上の差異はあってもISO15189の用語定義に従った『基準値(範囲)』で、これからの臨床検査値の正式な表示法でもある。


【SRLの新基準値:80~130 マイクログラム/dLは文献値(亜鉛欠乏症の診断指針2016)】

 文献値とは何か?キット臨床判断値とか、目安値とか、その目的にあった検査値を示すものと考えるが、ISO15189の用語定義に従った『基準値』ではないことは事実である。そこで、その定義を明確にし、どの様な意味のある数値か?社会一般に”ある程度”納得されるものである必要がある。

 この日本臨床栄養学会の文献値:80~130 マイクログラム/dLはどの様な有用性があるのか?
(株)SRLは何故変更したのか?”自信をもって変更した定義”を示す責任と義務がある。


【この変更には多くの問題がある】

 ①ISO15189の用語定義に従った旧基準値:65~110 マイクログラム/dLでは、その定義から、それぞれの個体の血清亜鉛値はその平均値(付近)に最も多くの個体が分布する正規分布で、標準偏差±2σ間に大部分(95%)が分布し、分布の凡そのイメージが描けるので、それぞれの個々の血清亜鉛値の絶対値で健常者である確率がどの程度であるかを推測可能である。
 基準値の最低値65 マイクログラム/dL以下でも、110 マイクログラム/dL以上でも、少数ではあっても、健常者が存在するとのアナログ思考を広げ得ることは、また、当然のことである。

 ②新基準値:80~130 マイクログラム/dLは「その範囲に含まれる個体の大部分が健常者で、亜鉛不足・亜鉛欠乏症である可能性(確率)はかなり少ない」との臨床的判断には便利であるが、新基準値には、旧基準値の様なルールある血清亜鉛値のアナログ的な分布のイメージは描けない。

 ③上限の数値:130 マイクログラム/dLはどこから出てきた数値なのか?日本臨床栄養学会の論文からも定かではないが、80マイクログラム/dLはある程度の臨床判断の目安値(カットオフ値)として意味のある数値で、旧基準値の正規分布図と合わせることにより、健常者の約75%が80 マイクログラム/dL以上に、約25%が以下に存在することを読み取ることが出来る。

 ④詳細は次回に譲るが、亜鉛欠乏症の約10%は80 マイクログラム/dL以上に分布することも、亜鉛欠乏症の正規分布図をと合わせて、生物学的なアナログ思考を広げて確認することも可能である。
しかし、文献値:80~130 マイクログラム/dLでは、そのような思考の広がりは不可能である。

 ⑤割合としては極ごく小さいが、文献値の上限:130 マイクログラム/dL以上の血清亜鉛値を示す個体は集めれば多数となる。その中には健常者も、典型的な亜鉛欠乏症者もいるが、概して、そのような亜鉛欠乏症者には多剤服用者が多い印象があるが、まだ、十分に明らかでない。


【ISO15189に従わない文献値を基準値とすると歴史的、国際的にどうなるのか??】

 ⑥変更した文献値を『基準値』と記し、この数値が浸透すると、過去と今後の文献・研究論文との血清亜鉛値についての相互比較が不可能となる。更に、文献値を『基準値』と記すと、生物学的な共通基盤がない値であるから、国際的な比較は不可能で、大混乱が生ずると思われる。


【兎に角、何故この様な文献値をわざわざ『基準値』として採用したのか?それは正しいことなのか?(株)SRLはもちろん、関連する諸学会の検証・検討を要望したい。】  倉澤 隆平

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

日本臨床栄養学会の血清亜鉛値の基準値について、関連する諸学会での検証.検討を!!

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年12月14日(金)16時08分4秒
編集済
   2年余前に“亜鉛欠乏症の診療指針2016”が日本臨床栄養学会から公表された。現在も、亜鉛欠乏症の診療指針2018として公開されており、同論文中で『血清亜鉛値の基準値は80~130μg/dLが適切である』と現在でも記載されている。筆者は本論文の血清亜鉛値についてのデジタル思考を批判してきたが、最近、少なくともこの論文内の”80~130μg/dLが基準値.基準範囲”との記載が、筆者の危惧したごとく、定義不明確な語のまま、現実に医療の場で独り歩きを始めている。
 臨床医療は勿論、将来保健医療の現場でも、大変に大きな問題となると筆者は考えている。

 微量元素亜鉛は生命の必須元素として、多くの基礎、臨床の諸学会に関係しているが、少なくとも現在、日本臨床栄養学会は勿論のこと、日本臨床検査医学会、日本医学検査学会、日本微量元素学会、日本亜鉛栄養治療研究会などの諸学会で、この問題の検証.検討を要望したい。

 日本の医学界.医療界ではこれまで、臨床検査値の【基準値】の語が、不明確な定義のもとに使用される傾向があった。そして現在も、うっかり、不明確のまま使用される傾向にあると言ってよい。本来、臨床医療における【基準値】は、個体の異常を診断する目的で、その検査データを判断する一般的な目安として、健常者と思われる集団のデータより統計学的に算出された数値である。当然、「集団の基準値=個の正常値ではない」のだが、これまでうっかり、健常者のデータだから【正常値】とうっかり判断され、社会に蔓延るデジタル思考の傾向も加わって、臨床医療の場で、保健医療の場で、多くの誤診や誤判断の元となってきた。
 現在はその反省もあって、臨床医療の現場や健診.予防医療の現場では、検査データの判断についての【基準値(基準範囲)】を下記例のごとく明確に定義つけ、誤診や誤判断の元とならぬ様に注意を喚起しているが、まだまだ、多くの誤診や誤判断を生じているのが現実である。

 例えば、亜鉛欠乏症の診断につき、臨床的には典型的な亜鉛欠乏症の症状を呈している症例が、その血清亜鉛値がSRLの基準値(範囲)65~110?/dLの中にあると「検査値が正常であるから亜鉛欠乏症ではない」とか、115?/dLであれば、「もう絶対に亜鉛欠乏症でない」とデジタル思考で診断する医師が大部分である。一方、数は少ないが血清亜鉛値が50?/dLレベルでも、現時点で何の異常も認められない症例もあれば、120?/dLの立派な欠乏症が存在することも事実で、確率は低くはなるが自然法則内のことであると考えられる。

 非亜鉛欠乏者(健常者)の集団で血清亜鉛値がどの様に分散しているか?どの様な血清亜鉛値の個が平均的なのか?同じく逆に、他のことは非亜鉛欠乏者(健常者)と同じである亜鉛欠乏症者の集団では、血清亜鉛値がどの様に分散しているか?どの様な血清亜鉛値の個が平均的なのか?等などを知ることは、亜鉛欠乏症の診断.診療に、とても重要なことではないか?
 その意味で健常者の血清亜鉛値の統計学的なあり様<基準値(基準範囲)>は、生物学的.科学的にも、亜鉛生物学的にも、とても大切で重要な数値であると考えるが、如何であろうか?
 この意味でも基準値(範囲)の語のもとにその数値の恣意的な変更は、厳に慎むべきことであると筆者は考えるが!!
 どうであろうか? 諸学会の検証.検討をお願いしたいと思う。

<基準値.基準範囲とは 参考>
全国健康保険協会
 健診や人間ドックで用いられる基準値とは健康な人々の検査データを統計学的に算出した数値のことです。このデータは、20~60歳くらいまでの健康な人の検査成績をもとに、上限と下限の2.5%ずつを除外したもので、残りの95%の人の数値が基準範囲とされています。つまり、「現時点では健康と考えられる人の95%が含まれる範囲」が基準値ということです

東京大学医学部付属病院 検査部
 検査のデータを判断する際の一般的な目安となるものに,基準範囲(基準値)と臨床判断値があります.検査を受けた人が病気であるのか,問題ないのかを判断するために参考とします.
(検査データにはさまざまな個人差があるため,定期的な健康診断などを通じて,健康な時の自分自身のデータを把握し,そのときのデータと比較できることが理想です.

東邦大学医療センター 臨床検査部
 基準値は、健常者の95%(950名)が含まれる範囲となります。検査成績の判定は基準値との比較によって行われますが、いくつかの検査を実施して総合的に診断されます。

栄養・生化学辞典
 種々の判定の基準となる値.

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案):追加論文②『亜鉛補充療法初期時の典型的血清亜鉛値等の変動について』を掲載

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 9月21日(金)23時10分27秒
    亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案):追加論文②『亜鉛補充療法初期時の典型的血清亜鉛値等の変動について』を掲載しました。

日本臨床栄養学会の【亜鉛欠乏症の診断指針2018】の血清亜鉛値へのデジタル思考を批判し、7月1日に【亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)】を亜鉛欠乏症のHP;トピックスに投稿し、その追加論文①『亜鉛欠乏症と血清亜鉛値』を7月22日、同トピックスに投稿しました。

  更に、
 9月9日に、その追加論文②『亜鉛補充療法初期時の典型的血清亜鉛値等の変動について』~診断の確率を高めるためには亜鉛補充療法初期の血清亜鉛値の変動に注意する~ を
同トピックスに投稿致しましたので、重複したところはありますが、主論文、追加論文①、②を含めてご検討いただき、ご批判を頂ければ幸いです。

 『亜鉛欠乏症の診断基準2018』と同様に、亜鉛欠乏症の診断は多彩な症状・疾患のみでも、血清亜鉛値の絶対値でも診断できないことは当然で、間違いない事実であること、どなたも異論のないことでしょう。

 そこで、亜鉛欠乏症の症状・疾患と血清亜鉛値との両方を組み合わせれば、その確率がより高まるであろうことは、これ又、どなたも普通に考えることです。

 しかし、まだ十分に判っていませんが、多彩な症状・疾患は、亜鉛欠乏のみで発症するものを否定しませんが、多彩な原因で発症するものも多いと考えるべきでしょう。

 一方、血清亜鉛値は生体値では当然のことですが、個々の短期的長期的揺らぎの存在はもちろんのこと、日内変動をはじめストレス等など種々の条件で変動することは、多くの血清亜鉛値測定からの経験則です。

  それらの変動に、それぞれそれなりの対応をしても、一番重要なことは、個々人に至適な固有の血清亜鉛値があり、比較的広い分散を示すため、欠乏症例の血清亜鉛値とは広範に重なり合い、当然、その絶対値で診断はできません。

 ただ、経験則から症状・疾患のより高い確率とより低値な血清亜鉛値は、亜鉛欠乏症である確率を高めることは事実ですので、可能性が高ければ亜鉛補充療法を試行します。

 亜鉛補充療法の試行で、多くの食欲不振症例の様に短期でその効果の現れる症状・症例は問題なしですが、効果の発現に何か月も、時には年余も要する症例もあり、血清亜鉛値の変動、特に、亜鉛補充療法の初期時の典型的な変動が大切であることを追加論文②で示しています。

 

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)+追加論文①『亜鉛欠乏症と血清亜鉛値』の投稿

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 7月28日(土)17時34分53秒
   日本臨床栄養学会の【亜鉛欠乏症の診断指針2018】の血清亜鉛値へのデジタル思考を批判し、7月1日に【亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)】を亜鉛欠乏症のHP;トピックスに投稿し、その追加論文①『亜鉛欠乏症と血清亜鉛値』を7月22日、同トピックスに投稿しました。

 2002年~現在まで、エクセルで登録・追跡・管理してきた亜鉛欠乏症疑い患者1000名余とキット、5000件を超える血清亜鉛値測定等を含めた経験の集積のMIMAKI Dataに、2003年から2005年にかけてのKITAMIMAKI Study等の4000件余の血清亜鉛濃度の疫学調査の総計約10000件弱の血清亜鉛濃度測定の経験をもとに、書かせて頂いた。

 血清亜鉛値は当然のこと、生体値は本来アナログである。生体値の表記がデジタルでも、生体値は本来アナログであることを忘れてはならないが、ウッカリ、デジタル思考となり、そのデジタル思考から、生体値が本来アナログであることを忘れてしまうことが、しばしば生じている。
 そして、本来の【基準値】という統計学的語が、医学界・医療界に入ってきた経過から『基準値は正常値である』との?ウッカリ常識”と『群の基準値は個の正常値ではない』との統計学的事実を忘れ、さらに、【欠乏症】という言葉から筆者も初期のころに陥ったごとく、『亜鉛欠乏症の血清亜鉛値は、欠乏症であるから全てとは言わぬまでも、健常者の基準値(65~110)の最低値65μg/dlの周辺か?それ以下の低値であろう。』と、何の論理的根拠もなく思い込んでしまったデジタル思考の方が。まだまだ大勢いるのではないであろうか。

 『亜鉛欠乏症の診療指針2018』(日本臨床栄養学会)の血清亜鉛値の考え方はデジタル思考で、間違っていると筆者は批判を続けてきたが、亜鉛欠乏症の第二ホームページ上の『亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)』の血清亜鉛値への考え方とを並べて、比較・検討して見て頂きたい。
 日本臨床栄養学会にはそれぞれの専門家が居られるはずである。少なくとも、学会内で比較・検討して頂きたい。『亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)』に問題があれば批判して頂きたい。また、関心を持たれた方は、本掲示板上にご意見を頂ければ幸いと思う。この掲示板を利用して、ややガタが来てしまった亜鉛欠乏症の臨床と亜鉛生物学の正しい知見の普及が、再び出来ればと思う。

 なお、血清亜鉛値の考え方に比較すれは枝葉末節的なことですが、【診断指針】のコアの部分ですので一言、お尋ねしたいと思う。日本語で【潜在性亜鉛欠乏】乃至は【潜在性亜鉛欠乏症】と言う語は、本来は?亜鉛欠乏ではあるが、欠乏症状のない、乃至は欠乏症状に気が付かない状態を言うのでないでしょうか。亜鉛欠乏状態ではあるが、予備力等で、亜鉛欠乏症を発症していない状態(亜鉛欠乏状態で褥瘡は発症していないが、仰臥した途端発症するような状態、舌痛症の治療で、補充療法を開始。舌痛症や諸症状は治まっても、補充をやめると短期間に再発する様な状態)と考えるのですが、、、、、。

http://www.geocities.jp/ryu_kurasawa

 

【亜鉛欠乏症の診断・診療2018(案)】を亜鉛欠乏症の第二HPに投稿。

 投稿者:倉澤 隆平  投稿日:2018年 7月 3日(火)16時51分20秒
編集済
  【亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)】を亜鉛欠乏症の第二ホームページ:トピックス欄に投稿しました。

 投稿の主旨は、この『亜鉛欠乏症について』掲示板上で、本年02月01日から何回かに渡り批判を続けてきた【亜鉛欠乏症の診療基準2016】-日本臨床栄養学会-の血清亜鉛値に関する考え方の間違いについて、訂正を求めることです。

 亜鉛欠乏症の診断・診療(治療のみでなく予防も含め)にとって、個々人のその時々に測定された血清亜鉛値の評価はとても大切なことです。その数値をデジタル的思考で扱って、広めていただきたくないのです。

 特に、亜鉛欠乏症の知見が一般に充分には周知されていない現在、『生物学的基準範囲(値)』の考慮もなく【血清亜鉛の基準値は80~130μg/dlが適切である。】とか、【血清亜鉛値60μg/dl未満が亜鉛欠乏、60~80μg/dl未満で潜在性亜鉛欠乏と評価することが推奨される。】とか、デジタル思考で記述することが本当に正しいのか?、是非、学会として再検討いただきたいのです。

 勿論、学会内の議論やシンポジウムなどで再検討の結果、堂々と自信を持って、これが“正しい亜鉛欠乏症の診断基準”と学会として認定するならば、是非、小生の批判に対する反論と納得のゆく説明を、学会として公表していただくことを希望します。
 学問とはそうゆうものと私は考えてます。
 当然、シンポジウムにお呼びいただけるならば、喜んで参加し、意見を述べさせていただこうと考えます。

【亜鉛欠乏症の診断基準2016】(日本臨床栄養学会)への批判として、これまで意見を述べさせていただいてきましたが、最近、検索して何時の頃からか、【亜鉛欠乏症の診療指針2018】と内容は全く不変のままで、表紙のみが、変更されていることに大変びっくりしました。
 この様なことは日本の学会ではしばしばあることなのでしょうか??

 大変に紛らわしい表題ですが【亜鉛欠乏症の診断・診療指針2018(案)】と【亜鉛欠乏症の診療指針2018】(日本臨床栄養学会)とは、血清亜鉛値の評価はその基本姿勢が全く異なり、亜鉛欠乏症の診断・治療・予防に大きな相違が生ずる原因になるこを、是非、比較検討していただければ、幸いです。

 尚、最後に、亜鉛欠乏症、亜鉛生物学につき、多くの文献的知見をまとめられたことに敬意を表します。


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http://www.ryu-kurasawa.com

 

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